PPの彼の裏側で。
何か目立つ子にばかりフォーカスを当ててブログを書いてしまうのは人の性なのですが、彼と同時期に入塾したもう一人の生徒も注目に値します。彼は、入塾時に250点中100点程度。500点で換算して200点程度。その辺りの点数がこれまでの平均点でした。しかし、入塾してから飛躍的に点数を伸ばし、今回の定期テストも数学以外はほとんどが85点オーバーだったそうです。数学も70点台ですけど。副教科合わせたら8割超えなかったと言いますが、5教科ではさらに点数を伸ばしてきました。
「あいつ、本当に変わりました。どうやってそんなに伸びたんだろう・・・。信じられません。俺と同じくらいだったのに・・・。」
「え、あいつ俺より点数低かったのに、どうしてこんなにできるようになってるの?ありえない。」
生徒は口々にそう言います。それはそうです。彼は、正規の授業時間にほとんど通っていません。塾に来ても、毎回の私からの指令書を淡々とこなし、課題も指令書に基づいて淡々とこなす・・・すなわち、ほとんどコーチング形式でしか指導を受けていないからです。いや、だからこそ彼は伸びたのかもしれません。あれこれ言われるより自分で計画を立ててやりたいというタイプだったので、上手くマッチして今回のような結果を導いているのでしょう。
彼は、北高志望です。今回の夏休みは、大好きなサッカーのクラブを週1回休んでまで通塾しました。結構休むことに厳しいクラブだと聞きます。だから、それなりの覚悟でもって今回の夏の講座に参加してきたことは分かりきっていました。
どんどん結果を出しています。彼は、通塾それ自体も楽しみにしています。もちろん、がっつり中学受験を経験したグループにはまだまだ及びませんが、今ある実力、目標、自分らしさをしっかり保持しながら伸びていく様には力強さを感じます。
受験直前期がますます楽しみです。