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kojinkai

読書感想文講座ラスト「完璧を目指して。」

2016.08.25 14:05


 


思っていた以上に読書感想文を


本格的にやろうとすると時間がかかります。


 


 


何しろ、子どもが考えてくれないと


子どもの作品にならない上に、


次書くときも、また次書くときも、


何度だって手間がかかり続けるわけですから、


手探りですが、


 


「一番言いたい言葉。」


 


から紐解いていき、なぜなのか。


具体的にはどこを読んでそう思ったのか。


・・・


 


それを、双括型、尾括型のいずれかに決め、


起承転結を組み立てていきます。


(読書感想文で頭括型は滅多にないですね。)


 


 


書き直しも5回目に入っている子がいます。


何度も何度も自分の文章を読み直してもらいました。


違和感を覚えたら、その気づきを報告して欲しいって、


そうやって2週間を過ごしました。


 


 


ラスト一回は、ほとんどの生徒が


タイトルをつける最後の作業となります。


 


 


「簡単に考えて決めるなよ。


この作品は、作文さえとっておけば


かなり寿命が長いということになる。


死ぬまで共にいる家族や、ペットに


名前をつける気持ちで、丁寧に考えなさい。」


 


 


釘をさすと、生徒は一旦引いてきます。


つけようとしていたタイトルをじっと見つめて考えます。


 


 


大きくなってしまえば、もっとこう書けたのにとか、


いろんな後悔も生まれるでしょうけれど、


その時の全力が、今の読書感想文です。


 


親御さんも、ひと夏に書き上げた作文、


ぜひとっておいてみてくださいね。