中学2年の男たち。
まあ、はっきり言って発展途上な
4人組がいます。(笑)
この子たちは小学生の時に
揃いも揃って偏差値30台で、
一番低い子は28からのスタートで、
もう本当にどうしよう・・・と、
心配をしていたグループでした。
当時最下位だった子は
点数をようやく250点中180点程度まで伸ばし、
200点の大台が見え始めてきました。
「もともと持っている能力ではなく、
努力が勝つんだと君が証明して見せてくれたら、
きっと後輩たちの励みになるよ。」
10割の指導のうち、9割は叱られている、
そんな子ですが、まあ伸びてきているのは
私にとっては嬉しいことです。
この子たちは、いいライバル関係にあります。
テストをするといえば、
「付箋をください。明日やり込んで
1位になります。」
って、超強気。
他の子たちは、
「は!?絶対お前には負けないし!!笑」
って、明日自習に来てテスト範囲を
学習するそうです。
「自学で、演習したページまとめてこようかな・・」
そんな生徒もいました。
「目的を持って学習するのはいいこと。
そして、問題の答えを覚えるだけじゃなくて、
改めて全体を見渡して一つ一つを丁寧に抑えることで、
他の子が問題だけを見ているのに対し、
君はもっと広く見ることができるから、
他の問題にも対応できるようになるだろう。
よく自分でそれを思いついた。
最高だ、ぜひやったら君のためになる。」
私はそう伝えました。
どんな次元からスタートしようと、
私は公立生を指導する時には1位しか
基本的に考えていません。
あれ、これ、それと指示を出して
その結果を生み出すこともできるでしょうけれど、
自分でできている、やっている実感と
方法が伴っている方が、将来的にお互い楽で
いい関係を築いていけるのです。
2学期スタート後も、楽しみな子たちです。