できる上限を引き上げる。
小3の生徒は、1ヶ月前に
宿題が多すぎると泣いていました。
家でも泣きながら解いていたと聞きました。
確かにエグい量でした。
国語の文章題は6ページ。
足し算引き算は15枚(30ページ)、
算数ドリルは計4ページ。
まあ、1日では終わりません。
これまで1日で全て終わらせようとしていたため、
泣くという結論に至るわけです。
そんな子が今やっている課題量は以下の通り。
国語の文章題8ページ。
足し算引き算8枚(16ページ)、
かけざん8枚(16ページ)、
時計4枚(8ページ)、
算数ドリル4ページ、
今後はこれに漢字の書き取り週5ページが加わります。
ひと月前は泣いてましたが、最近は木曜日には
全ての課題が終わるようになったと聞きました。
「泣くなら辞めなさい。
無理ならこの塾は向いてないよ。
泣いても先生は課題は減らさないし、
これからさらに増やすつもりだ。
やってこなければ叱るし、
いやならいつでも辞めてもらっていい。」
当初はこんなに厳しい言葉を低学年に
投げかけていたものです。
半分くらいは本気で言っていました。
しかし、この子は耐え、努力し、
さっさとやってしまうっていうことが
できるようになりました。
親御さんの助けもかなりありましたが、
おかげでこの子にとっても自信になりました。
現在解いているのは、
国語はトップクラス問題集国語徹底理解編。
もうトップクラス問題も放っておいても解けるように。
今日も満点を決めていました。
文章の音読ですら怪しかったところからスタートし、
はじめはハイレベ1年読解編からのスタートでした。
この一年でめちゃくちゃ進化しました。
また、お迎え時はまだこない、まだこないと
ずっとそわそわして立って歩いて座っての
繰り返しだったのが、今は親御さんが来られても
しばらく読むのを辞めなかったりするほど、
本を読めるようになりました。
算数は、算数ドリル3年(好学)、
ハイレベ算数2年(奨学社)、ドリルの王様かけざん2年(新興出版)、
できるが増えるドリル足し算・引き算2年(文理)、
ドリルの王様時計2年(新興出版)。
2年用教材が多いですが、とにかく高速で大量に解く。
その習慣をつけるなら復習教材がいい。
算数ドリルだけ学校のペースに合わせてます。
小学校5年段階になった時をイメージしながら、
低学年の指導をします。
家では途中で辞めてしまいそうなことも、
必ず最後まで遂行して力にしていきます。
これは全て親御さんでもできることなのですが、
当然のように親御さんもお忙しい時もあります。
私は変わらず子どもを見つめる仕事をします。
時々は親御さんの目も貸してください。
そうやって、低学年の部の指導は成り立っています。