出来ることを繰り返す。

今日は、中学生と

「どうやったら楽しく成績を伸ばせるか」

という話になりましたので、その会話を

抜粋して紹介します。

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「先生、どうやったら成績伸びますかね。」

「そんなの簡単だよ。分かりきってることを

繰り返すことだよ。君らが頭いいのは知っている。

だから敢えて言うけど、それゆえに損をしている。

だいたいでいいと思っているでしょ？

どうせ解答見たらこうだったって分かるから

自分は”分かってる”って思う。そういうところない？」

「はい・・・。」

「知識に対する貪欲さはすごいよ。

君たちを教えているととても楽しい。

でも、それを身につくまでやるっていう感覚、

受験の時ほどないんじゃないの？

あの時、同じ問題何回解いた？

同じ参考書、何回開いた？

自学ノートでその部分何回まとめた？

だから、あの時は安定していた。すごく。

理解力とテストの成績は時々比例しない。

それは君たちが反復を怠った時だと思う。

膨大な量をしなくてもいい。日々数十分を

効率よく使うことを考えるべきだ。」

「確かに、あの時はすごく

何もかも支配した気持ちになれました。」

「今も、まだ中１だからすぐその時の

気持ちになれると思うよ。

それに君たちは中学受験をしてきたし、

中学内容に触れて先生もかなり授業をしてきたし、

授業中知らないことはほとんどないと思う。

だからこそ、不安要素を払拭することに

毎日の貴重な時間をしっかり割いて。

自学ノートでもいい、英語の予習でも復習でもいい。

その誰しもがやっている演習を意味のあるものに

すればもっと効率的に学習ができるよ。

学年１位になろう。それだけの力はある。」

「そういえば、先週から自学ノートは毎日２ページ

やることにしました。１ページじゃ復習足りなくて。

少しずつ必要なことを考えてやってみます。」

「おk。」

・・・・・・

頼もしい。

変に余力があるから、できないことに

あれこれ手を出しがちだった子たちが

安定した学習に取り組むようになり、

知識の基盤がしっかり出来上がってきました。

頑張れ、中学生。