期間を通じて成長できた
香川県立高瀬高校 杉吉勇輝監督
香川県は阪長さんからお話をいただいていたのですが、去年はコロナで動けなくて、今年になって各校の監督さんにお話をして始めることになりました。ただ今年も制約があったので、あまり拡げることもできないと思って賛同いただける5校で始めることにしました。
この時期はどうしてもモチベーションは上がらない時期なんですが、ホームページを作って記録をつけたり、毎回背番号を変えたりしたことで、選手にはいい刺激になったんじゃないでしょうか。
うちはチームを二分割して24人の選手を12人に分けて、その試合は12人以外は使わないと言うことにしたので、途中で替えられることもなく、いろんな選手が長いこと試合に出ることができました。だからこそレギュラーと控えの差がはっきり見えたこともあり、それを目標に頑張ることができたのも良かったですね。
「球数制限」で複数の投手を育成できましたし、うちはBBCOR仕様の「低反発バット」を1本購入したのですが、こんなにも打てない子は打てないのかと言うことが分かったのも収穫でした。技術を磨かないと、と思いました。
「球数制限」ではいろんな問題が出ていますが、低反発バットに代えれば多くのことが解決するのではないかと思いました。
内野手は前で守れましたし、外野も打球がひと伸びふた伸び違うので思い切って守ることができました。
でも力のある子は低反発バットでも芯でとらえればフェンス近くまで飛ばしていましたから、スイングスピードをつけることができれば関係ないのだなとも思いました。
リーグ戦の意義の講義を受けて、選手たちはリーグ戦でチャレンジすることの意味などを学んだので、一つの試合ではなく期間を通じて成長できたと思います。
それから記録が出ることも大きかった。実質4試合くらいでしたが、それでも選手の個性が数字に出ましたね。それも大きかったですね。