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髙橋ファーム

大峯山千日回峯行

2017.05.20 04:02

うちの畑から、葛城山そして金剛山が

見えます。これらの山々は役行者が開いた

とされる修験道の山でした。明治になる

まで『女人禁制』だったそうです。


その奥の吉野山も役行者が開いたとされて

ます。更にその奥の大峯山は修験道の

てす。そして大峯山は、今でも『女人禁制』です。


その大峯山には、『大峯山千日回峯行』

いう厳しい修行があります。この1300年間で二人しか達成してないそうです。

この二人目にあたるのが、現在仙台市

慈眼寺住職の塩沼亮潤氏です。


この『大峯山千日回峯行』とは、

吉野山金峯山寺蔵王堂から大峯山の山上ヶ岳

まで片道24キロ、高低差1300mの山道を

16時間かけて1日で往復します。

期間は5月3日~9月3日まで、1000日間

なので、9年かかります。


この行には、たったひとつ掟(おきて)

があります。それはいったん行に入ったら、

決して途中でやめることができないそう

です。もし自分の不徳によって途中で

やめざるを得ない時、神仏にお詫びして、

短刀で自分自身の腹をかき切って自害

するか、あるいは紐を木に結び付けて、

首をくくって命を絶たなければならない

そうです。文字通り命懸けの行です。


写真は、自宅から撮らせてもらいました。

左から二上山、葛城山、金剛山です。