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毎日をいきいき過ごすために~野菜のちから~vol.2

2017.05.17 06:00

前回に引き続き、野菜のお話です。




前回は野菜に含まれる「ビタミンとミネラル」についてお話しさせていただきました。


前回の記事はこちら↓


今回は野菜の「食物繊維とフィトケミカル」について☆


野菜のちから、恐るべし!ですよ、皆さん♡


それでは・・・



・ベジタブル・ファーストを習慣にする


野菜を食べるメリットとして、「食物繊維がある」と思い浮かべることも多いですよね。

食物繊維は便通をスムーズにして腸内環境を整えてくれます。

腸内環境を整えることはお肌の健康や免疫力アップ、幸せホルモンの増加にもつながり、最近注目を浴びています。


でも、食物繊維のメリットは、それだけではありません!

野菜のおかずを食事の最初に食べることを「ベジタブル・ファースト」と言います。


野菜を最初に食べることで、そこに含まれる食物繊維が食事中の炭水化物の吸収を穏やかにしてくれ、急激な血糖値の上昇や降下を防ぐことができます

これを習慣化させることで、肥満や生活習慣病の予防になるのです。


通常、食事をすると血糖値が上昇し、2時間ほどすると元に戻ります。

しかし炭水化物のみの食事では血糖値は急激に上がり、急激に下がってしまいます。すると、食べたばかりなのに空腹感を感じたり、イライラしたり、それが習慣化するとホルモンのリズムも崩れ、肥満や糖尿病のリスクが上がってしまいます。


炭水化物のみの食事とは、「パンやおにぎりだけ」「具の少ないパスタやラーメンだけ」といった、野菜やたんぱく質が不足している食事のことです。

思い当たることはありませんか??


野菜を食べる、というと「生野菜のサラダ」を思い浮かべる人が多いのですが、

決してそれだけではありません♪


具沢山の味噌汁、さっと茹でた温野菜、洗って切っただけのきゅうりやトマト、青菜のお浸しなど。

血糖値の上昇を防ぐことが目的なので、甘く味付けされたもの以外なら何でも良いと思います。

なるべく色の濃い野菜を、食事の最初に食べるよう心がけてみてください


私も毎回、心がけています♪




・最近話題の栄養素、フィトケミカル


「5大栄養素」と言えば、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、ですが、

最近そのほかに生体のバランス維持や疾病予防にかかわる機能があるとして注目されている成分があります。

それが「フィトケミカル」。ファイトケミカルと言ったりもします。


その植物のもつ苦みや辛み、香り、色などの成分のことですが、それらの成分には抗酸化作用があり、体の調節に寄与していることが明らかになっています。


新しい分野のような気がしますが、皆さん知っているであろう大豆のイソフラボンやごまのセサミン、トマトのリコピン、緑黄色野菜のカロテンなどはフィトケミカルのひとつ。

「野菜の色」でいうと、色の濃いほど、その成分が多く含まれています。

ですから、白菜であっても白い部分より、緑の方が栄養があることになります。


「色の濃い野菜の方が、栄養がある」これは色の濃い野菜の方がフィトケミカルがある!ということなんです。



フィトケミカルは、その植物が自然界で生き抜くために進化する過程で身につけた、いわば身を守る武器のようなもの。その力を体に取り入れることで、私たちもその恩恵を受けることができるのです。


様々な化学物質や紫外線、ストレスなどに浴びている現代人にはそれに拮抗できるちからが必要。

抗酸化作用のある食品は今最も意識して摂りたい食品ではないでしょうか?

ですから、いろんな色の野菜を、沢山、なるべく毎食食べてちからをつけたいものです♪




・今回のまとめ


今回はすこーし、難しい話が出てきてしまいましたが、いかがだったでしょうか?

「色の濃い野菜を、なるべくたくさん、毎食食べる」

これが毎日いきいきと過ごすためのポイントです☆

今の食生活が、10年、20年、30年後の自分を作ります。


改めて、自分の食生活を見直してみるのも良いですね♪



次回は、「野菜を食生活に取り入れるコツ」をお伝えしたいと思います!