概念(がいねん)
定期テストに向けた学習、定期テストの結果を見て感じたこと。
それは、
ということ。
概念(がいねん)とは…、
えっと、辞書で調べました。
「概念とは…」、と考えることがすでに概念の「概念」を考える、という無限ループみたいな状態です(^^;)
勉強で用いられる概念は
ではないかと考えています。
今回の定期テストでは、
2年数学、3年数学「変化の割合」
1年理科「濃度・密度」
1年数学「比例定数」
などがそれにあたります。
似た言葉に「観念」があります。
観念とは…、
また辞書で調べてみました。
似た言葉、どころか全然違う。
だから、固定観念という言葉があるけど固定概念という言葉はない。
固定観念って、観念がそもそも固定されているものだから
なんだか「頭痛が痛い」みたいな感じもしますが。
勉強で用いられる観念は
具体的には
ということかな、と思います。
先ほどの1年理科の
で、「わからない」という質問がありました。
そういう質問が起きたとき僕は、
と聞くようにしているのですが、過去の経験上、
という答えがほとんどです。
そのような指導では、
ということを大切にしています。
理科の計算問題の「わからない」って
ということが原因になって起きていることがほとんどです。
この密度や濃度って
なんです。
「密度」や「濃度」の概念が、
「単位量あたりの大きさ」や「割合」という「概念」になっていないで、
「わり算」という「観念」になっている。
算数や数学の「概念」で表されるものとは、
・単位量あたりの大きさ(速さ・平均を含む)
・割合(~%、分数)
最初にも出てきた、
・変化の割合、比例の比例定数、密度は「単位量当たりの大きさ」
・濃度、湿度が「割合」
生徒さん本人、お子さんが理解できていないのは、
「概念」なのか「求め方」なのか?
でも、どうやって「概念」を理解できるようになるのか。
「概念」は先ほど調べた通り、「受け取り方」です。
と考えています。
読解力ってそういうことなのではないかと思います。
国語の点数は高いけど、数学・算数の点数は低い、という場合、
文系教科は得意だけど理系教科は苦手と置き換えられる場合がありますが、
それは間違っていると思います。
「概念」を理解していないから数学の点数が取れていないだけです。
中学校の勉強で文系だとか理系だとかいうのはお門違いです。
今までの全力塾のブログのタイトルって、
「○○とは…」
みたいなブログが多いんですが、これって僕が「概念」を伝えようとするから
このようなタイトルが多かったんですね。
僕自身も
何度も繰り返して、努力した「観念」に捉われていましたが、
塾講師になって独立して、「概念」を考えるようになってから、
難しい問題が解けたり指導できる幅が広がりました。
正直、「概念」なのか「観念」なのかは指導者の責任が大きい。
覚えよう、繰り返そう、って言っていないか?
大切な「概念」を伝えているだろうか?
いや、自分はできてるけどみんなはできてないでしょ、って言いたいんじゃありません。
全力塾も映像授業の作り直しを決めました(^^;)
今、めちゃくちゃ「概念」について研究しています。