1000回の余韻。
猿之助さん、宙乗り1000回達成おめでとうございます。
節目に立ち会えたことに感謝です。
猿之助さんいわく1000回は’通過点’’大したことはない’
それでこそ猿之助さんです(笑)
松竹座に着くと着物姿が多く、
歌舞伎ファンが集結している雰囲気さえありました。
私もワクワクしっぱなし。
お席は一階席2列目中央でした。
松竹座初の一階席です。
絶えず目の前にいる猿之助さんに釘付けでした。
こんな近いこと滅多にありませんから(笑)
お客の熱気を感じるからか、猿之助さんは熱かったです。
清姫も忠文も気持ちをこめているのがわかり、
演技が終始たっぷりしていました。
お芝居を通じて感謝を届けたいと思っているのだなぁ。。
間近で観ながら、そう思わずにはいられませんでした。
よりお客にも目線を送っていたようにも感じました。
目が何度もあったと嬉しい錯覚をしているのは私だけではないはず(笑)
猿之助さんが熱くなれば、客席もさらに熱くなる。
忠文からはストーカーぶりがヒートアップしていく(笑)
清姫よりも忠文の方が前回と印象が違う気がします。
前回は登場から世離れ感があったのですが、
とてもリアルで、人として怖いものを感じました。
夜の部に続き、七之助さんに迫る迫る(笑)
何だか新鮮な猿之助さんです。
そうこうしているうちに宙乗り。
スッポンから登場し、そのまま上がっていきます。
姿が少し見えただけで会場の温度がグッと上がりました。
1000回!
ものすごい拍手。
言葉にならない声でざわつきます。
大向うの’1000回おめでとう’’日本一’’大当たり’の声。
松竹座は距離が短いからか、斜めに上がっていかない。
スッポンからいきなり天井まで上がってしまう。
一階席はすぐに遠くなってしまいます。
でも猿之助さんは、何度も下を見てくれました。
何度も何度も一階から三階まで隅々まで目線を送ってくれました。
その姿に泣けました。
猿之助さんの感謝の気持ちが伝わります。
手拍子になりましたが、
一階席はそれよりずっと拍手をしている人が多かったです。
私も手を止めず拍手しました。
特別なことは何も起こらないけど、
会場が一体になり、みんなでお祝いができた感動に満ちていました。
鳥屋に入って姿が見えなくても、しばらく拍手が止みませんでした。
その余韻が温かったです。
その後の双面でもノリノリな猿之助さんでした。
でもこれで終了と思いきや、
歌昇さんがやってくれました!
大詰のラスト、
押戻しで登場した荒事師の田原藤太の歌昇さん。
舞台で猿之助さんと対峙します。
セリフに’1000回記念で目出てえ’と入れてくれた!
待ってました!
’しかし申し訳ねぇが、押し戻さねば役が務まらず。。’
という感じで笑いも誘うテクニック!
見ると猿之助さんがはにかんでいました。
隈取しているから真相はわからないけど、
笑うというより、照れたようにみえました。
宙乗りの時の’大向う’も、
歌昇さんの言葉も、
私たちファンの想いを代弁をしてくれました。
どんなに’おめでとう’と声をかけたかったか。
幕が下りても拍手が止まず、
猿之助さんの登場を期待したけどありませんでした。
でも歌昇さんのお陰でスッキリしました(笑)
猿之助さんは楽屋で出演者の方にお祝いされたようです。
役者さん方がその様子をSNSにアップしてくださいました。
その緩んだ笑顔にジンときました。
1000回の道は、たやすいことではないのだと感じます。
やっぱりすごい人です。
いつまでも観続けられる自分でいたいです。
猿之助さんは’生きる力’です。
上にアップした終演後の写真を見ると、
空気がよみがえります。
旅で出会った友人たちからのいただき物と、
cafe Teクノの1000回クッキーも嬉しい。
ありがとうございました。
大阪の二日間は夢のようでした。
感謝。
ゆっくり綴ります。
aya。