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okina masa -visionAreal-

ちょっとした小さなコトはやがて大きなUZUとなる。

2017.05.17 08:28

4月22日4月23日に、きょうどうのマチツク01in下関が行われた。初開催の参加チームは、下関、廿日市、船橋、久留米であった。


そもそも協働とはなんだろうか? 久留米では、6年前から協働事業が行われており、私も5年くらい関わっている。久留米の協働を5年前と今とみると随分と雰囲気が変わっている。5年前は、市役所の協働推進課の方々、コミセンの方々、一般社会人、学生と幅の広い世代ではあったが、協働ということ自体が空気みたいにふわふわしていて、手さぐりの状態で企画を行っていた。 当時の1つの答えは、日々お隣さんとの関係つくり、何か災害等会った時に助け合える関係性つくりだった。 3年前くらいになると学生の参加が多くなった。コーディネータが変わったかもしれないし、興味が湧いたのかもしれない。実際、協働と言うとお堅い会議が多くて学生はなかなか意見を言えなくなっていたりする。心の中では「固いなぁ」「言いたいことあるけどなぁ」と思っていた学生もいただろう。それから2年前から、雰囲気がガラリと雰囲気が変わり、みんなが意見を言えるようになった。 ずっと活動に関わっていたら協働って渦みたいに見えてきた。

今回久留米からは学生、民間、行政のメンバーが集まり、車で下関に向かった。集合場所は元旅館をゲストハウスにしたウズハウスである。集合時間になり下関、廿日市、久留米、船橋とまちで活動する方々が集まり自己紹介を行い。ロビーの素敵な壁画のところで集合写真を撮り、きょうどうのマチツクが始まった。マチツクの流れは、まちの散策、活動紹介、懇親会という流れである。 なぜ、まちを散策するのか? それは、有名人を探すことと同じ様なこと。また、散策の醍醐味はまちの歴史を知れること(有名人を知ること)にあると思う。 なぜ、このまちが今のまちになったのか。意外と歴史を知ったらその背景が分かるようになってくる。なにより、そのまちを好きになるからだ。 観光紹介とかで取り上げられているよりも、よりローカルな場所を散策する。地元の人しか散策しないようなところを歩いていく。

赤間神宮、日清講和記念館美術館・博物館、ももたろううどん、創業支援カフェink、旧秋田商会ビル、海響館付近、タカダコーヒーと地元民のローカルな名所から、よそものが知っているキラキラゾーンまで、いろんな出会い、発見をしながら4時間散策した。


まちの散策を終えてウズハウスのイベントスペースにて、散策者とプレゼン参加者で20名くらいが集まり、今回の開催趣旨と各まちの活動についてと紹介が行われた。

きょうどうのマチツクは・・・・・・ 地域を超えた「サードプレイス」づくりかもしれない。 1.家、2.職場・学校と多くの人々が持っている居場所であるが、その他の3.居場所を見つけることは難しい。それを見つけるきかっけが協働かもしれない。 協働のまちづくりって、漫画のワンピースで言うと海賊王を目指す為にいろんな仲間を集めることの様に思える。船長が居て、剣士、航海士、狙撃主、料理人、医者、考古学者、船大工、音楽家みたいな様々な個性豊かな仲間を集めて航海している。 それと同じで、行政の方、民間、学生、子どもと様々な職種、性別、年齢方々が集まっていいまちにしていく。 実際、地域にも沢山課題があって、行政だけでは限界がある。いいまちにする為には、様々な人の関わりが必要になってくる。 協働がきかっけで居場所になってくるかもしれない。 趣旨説明が終わり、下関チームの紹介が行われた。 REMONOSEKI下関中心市街地活性化協会人材育成サロンとして発足・活動されている。その中でTTT(たうタウントーク)を開催されている。人と人がつながっていく場づくりや面白い取り組みの人をトークゲストに招き巻き込んでいる。5年目を迎え33回再際している。面白かったのは関係性MAPである。自分の取り巻く環境や人をMAPにされていた。そうすることで自身と他の人の関係が分かり、立ち位置がハッキリしていた。

下関の次は廿日市市の紹介だった。 チームはつかいちは市民活動団体で人と人、人とまちをつなげるをコンセプトに廿日市市で活動している人を紹介したり、交流の場づくりのイベントを企画、運営をしている。また、市民リポーターを増やして住民の声や活動を集めて発信していく仕組みづくりに取り組まれていた。


廿日市市の紹介が終わり最後は久留米だった。 久留米市の事業の取り組みである、協働ネットワーク形成促進事業の説明があった。 企画会議、交流会、フォーラムと行うものである。その企画会議で事業のことについて、参加者で意見を出し合ってみたら、結局「ひと」と「ひと」が直接繋がらないと本当のネットワークはつくれないのではないか?と言う疑問が出てきた。それから、協働CASEPJの2つのコンセプトが出来た。1.ふれてみる協働Touchi(交流会やフォーラム) 2.むすぶ協働Match(うみゼロ)である。それを昨年から久留米では行っている。





全ての活動紹介が終わった。 散策、活動紹介を通して改めて分かったことがある。 それは・・・・・・ まちが好きであること。好きなことをやっていること。である。 まちが好きでないとまちのことをあんなに熱く語れないし、活動も好きでないと続かない。


実際に活動(協働)をいろんな人たちと小さなことから続けていたら、様々ことが偶発的に起こり大きなことも出来るようになっていた。それが更に人を巻き込む大きな渦になっていくと思う。 好きなことを続けること。それはいつか必ずまちのためとなるのではないだろうか?

[Photo&writing:田中宏政-kurume-]



そして今回、会場と宿として大変お世話になったウズハウスがクラウドファンディングをやっています。是非こちらもご覧ください。