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WithTheTea

永谷宗円 煎茶の創始者

2017.05.21 13:24

今日は永谷宗七郎(宗円)命日

今日は、煎茶の創始者である永谷宗円の命日

ということを、本家である永谷宗園茶店でお聞きして、行ってきました。


京都の宇治市宇治田原にある 

大神宮神社 

現在の緑茶につながる、製茶法を開発し、

普及させた永谷宗円が

茶宗明神

として祀られています。

本当にきれいな場所です。茶宗明神

静かで、時間がとまったかのようにシーンとしています。


あの緑のきれいな煎茶を15年かけてつくったそうです。


そして、永谷宗円はこの技術を誰にでも教えたそうです。緑のきれいな煎茶で、うまみやらかおりが楽しめる、今あるお茶はないかもしれません。


世界で人気がでてきている、お茶や抹茶の文化はなかったかもしれないのです。


永谷宗円が15年かけて、あみだした製法を自分たちだけのものや、利益を重視して考えていたら、きれいで香りがよく、旨味のあるお茶を知ることは一部の方々のものだったかもしれません。

永谷宗円は、今の未来をみすえていたのかもしれません。多くのお茶農家が出現しこの製法で未だに成り立っています。


この製法を無償で誰にでも教えることで、その人がよくなって、家族がよくなって、周りの人もよくなり、買う人が増え、利益が出て、売る人が増えていくことになります。


今では、当たり前の煎茶ですが、永谷宗円が無償で提供していなければお茶の業界は違ったものになっていたかもしれません。


茶道も煎茶道もなく、ペットボトルのお茶もなかったかもしれません。


永谷宗円という人物は、多くの方がもっと良くなるように、生活が豊かに、幸せになるようにという考えがあったのだとおもいます。また、未来が見えていた人だとおもいました。


そう思い、感じたのは、永谷宗園茶店の店主と話していて、そんな精神を受け継がれていると感じたことからでした。


ここまでの行き方は

宇治駅からバスで30分ほど。

工業団地行きのバスにのります。


バスが来るまで、

宇治駅の観光案内所のお茶が美味しいんです。無料です。


反対側にローソンがあります。ここで降りて、そのまま真っ直ぐ歩きます。途中、辻利の大きな工場が見えてきます。


あとは、標識通りに歩けば大丈夫です。


30分ほど歩くと到着です。


車でもいけます。


でも、歴史を感じたいなら徒歩ですね。

きれいな景色がいいですよ。

カメラ好きの方は、いい写真が期待できる場所ですので、1時間以上はかかることも考えられます。