公立陶生病院組合視察
2021.11.24 07:20
公立陶生病院組合の日帰り視察でした。
東京都ビックサイトの医療機関に関わるセミナーに参加するための視察です。
「災害対応に必要な地域包括BCP」のセミナー。
BCPは、東日本大震災後、自治体や企業などか作成している特段に新しいことではありません。
BCPとは業務継続計画で、震災など緊急時に低下する業務遂行能力を補う非常時優先業務を開始するための計画です。
業務遂行のための指揮命令系統を確立し、必要な人材や資源、その分配を準備、計画し、タイムラインに乗せて確実に遂行するためのものにしています。
BCPの基本的な考え方は、事業を出来るだけダメージを少なく継続、復旧するために、日常から「不測の事態」を分析して、例えば、病院施設の脆弱な点を洗い出し、弱いところを事前に補えておくことになります。
災害時の病院における事業の中心は、病院機能を維持した上での被災患者を含めた患者全体の診察であり、発生直後からの初動期、急性期、慢性期へと変化する災害フェーズに対して継ぎ目なく円滑に行われるべきであり、病院の被災状況、地域における病院の特性、地域のニーズの変化に耐えうるものでなければならない。そのため病院機能の損失を出来るだけ少なくし、機能の立ち上げや回復を早急に行い、継続的に被災患者の診察にあたれるようなBCP(業務継続計画)が必要となります。
災害時だけでなく、感染症指定病院でも有り、
昨年来コロナ感染症拡大により、通常の通院、入院患者数が減り病院経営に大きな影響を受けました。
当病院の危機管理能力が問われ課題だと考えます。