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『楽観道』 楽しく観ると決める生き方 ~あなたが楽しく生きると社会が変わる~

サービス業は、非日常を売っている

2017.05.19 14:47

世の中のサービス業と言われる業種は、

「非日常」を売っている。



日常にないからこそ、

お客様は時間と空間を買う。


例えば居酒屋でも、

あの空間を家庭で作ることはできないから、

居酒屋に来る。


モノ売りではなく、コト売り。


最近は金融会社でも、

名古屋の絶景が見えるビルを1フロア

使い放題にできる権利をお客様に提供し、

金融商品を購入することを条件にするなど、

消費者の「コト買い」に注目をしている。



と、

年間1000件以上のブライダルを行っている

美容室オーナーが教えて下さいました。



ブライダルは一生に一回の「非日常」。


だから技術やマナーはできて当たり前。

その上で「非日常」を提供しようという

職業観と緊張感が美容師の子を育てている。



また、美容室は効率を求め分業化したため、

1人ですべての事ができる

(すべて=通常の施術+冠婚葬祭など)

美容師がとても少なくなってしまった。



ブライダルの現場に美容師を紹介しても、

技術低下もあるけれど、マナーやスピード、

配慮の面でもクレームになってしまう。



実はうちも最初は大変苦労したし、土下座もした。

でも、10年かけて1000件以上のブライダルを行うようになった。



これは、一生涯できる職種が職業だと呼べると思うから。

そういう誇りを持って仕事をする子を育てたいから。



今はカラーリスト、アイリスト、ネイリスト・・・など

どんどん流行やメーカーの企画などにのってしまって、

1人でお客様に向き合える人が減っているだけでなく、

一生できるかというと難しい役割になっている人がいる。


という。なるほどと思います。



ますます進んできている美容室の分業化。

かたやニーズが高まっている消費者の

「コト買い」。



BARBER(床屋)ブームが起こっています。

NYで始まったこのブームの理由は、

BARBER(床屋)が昔から貫いてきている

サービスが求められているから。



カット技術以外にも、顔そり、マッサージ、耳掃除など。



あのゆったりとした時間と空間。

そして終わった後のさっぱり感に、

あるべきサービス業の非日常があるのだと思います。



美容室として昔はできたことをどんどん手放している。

結果、他の業界に取られてしまった役割=売上が多く、

「顧客価値の最大化」とは逆の方向に来てしまった。



今一度、「非日常」を提供するための

何を残し、何を足すのか。



NYにいるある50代の美容師さんは、

1人で月商1500万を行うのだそうです。

(アシスタントはつけますがすごい数字です。)



していることは、昔ながらのメニューで

今の美容師はしなくなってしまった施術も

行っていると。

(アップやブローの仕方やカーラーでのスタイルづくりなど)



最近、リアルに数字に変化が見えて危機を感じる・・という

お店が増えている業界。



同じところで取り合うのではなく、

よくよく考える時が来ているように思います。



我々も「顧客価値の最大化」を目指して、

様々な提案をさせて頂いております。

よくよく考えてご提案していこうと思います^_^



(理美容室アールヴィバンのお客様は、

多くのハイクラスの方々が来店され、

まさにゆっくりとした時間を過ごされ、

施術に身を委ねているのが印象的です)