「読める!石州流茶湯三百ヶ条」を作ろう!
2017.05.20 15:00
と思い立った経緯をお話しします。
「石州三百ヶ条」の存在は知ってはいましたが、難しくてすぐ読む気が無くなって… と、存在すら忘れかけていました。
先日、また読みたくなるキッカケがあったのです!
茶道石州流宗家の広島県支部55周年で、片桐貞友宗匠の「武家茶道の歴史と石州流」の講演をお聞きました。
貞友宗匠は、その講演の中で「石州流の基本を学んでほしい。ただし、古いしきたりにはこだわらないでほしい。基本を知ってから、理にかなった時代にあった新しいやり方に変えていくのでよい。基本を知らなければ変えてはいけない。それは石州流では無くなってしまうからです。石州流には、宗関公が懐紙39葉にかいた茶道覚書を弟子達がまとめ残してくれた『石州三百ヶ条』があるので読んでください。」とおっしゃってました。
記念茶会の薄茶席の掛軸は、貞友宗匠の書
「温故知新」(おんこちしん)でした。
古きをもって新しきを知る。
新明解四字熟語辞典には ''前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し自分のものとすること。'' とあります。
あらためて『石州三百ヶ条』が読みたくなりました。
家に戻ってから、昭和41年に母が購入した『石州三百ヶ条聞書』を手に取りました。
昭和40年発行。読めない程は古くない。
… よ、読めない…。
ということで、自分が読めるレベルまでさげた現代版を、調べながら、勝手翻訳しながら、ちょっとずつ作ってみようと思います!
ゆっくり。途中で終わらないことを願って。
頑張ります!
※『読みやすい』三百ヶ条を目指すので、間違いや解釈の違いがあれば、コメントやメールでご指摘ください! 修正します!
※浪速社『石州三百ヶ条聞書』(述 藤林宗源 著者 本庄宗泉 )と 思文閣出版『片桐石州茶書』(校訂者 谷晃 矢ヶ崎善太郎)を参考にしています。
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