6年11月模試。
6年生は今日は模試。
入試までに行う模試は
今回を入れてあと2回と
いうところまできました。
今回の試験は、まず、
教科ごとの伸びが
面白い試験でした。
ずっと国語が苦手だった子が、
80点後半台を初めて出したり、
算数はしっかり満点が出たり、
みんながボコボコに落としていた
天体を満点に決めた子がいたり、
社会は97点が3人いたり、
(惜しくも満点は逃しました)
変化のある子が多かったのです。
何より最も評価したいのは、
今回国語を一番伸ばした女の子です。
点数以上に、記述の質の向上が
目覚ましかったです。
こんな風に書けるように
なったんだな…と、成長を
ハッキリ感じました。
まだ教科ごとにムラはありますが、
この記述を見ただけでも
成長を確信できます。
次に、総合的な伸びの度合いです。
今回1位に輝いた子は、
実は昨年度は最下位からの
スタートの子でした。
私はその子のことは幼い時から
知っており、繰り下がりに苦戦し、
漢字を覚えることにも苦戦していたのを
よく覚えています。
しかし、その子が中学受験本科が
スタートしてからのこの2年を通して
確実に身につけたものがあります。
それは、授業のメモの力、
まとめ直しの力、解き直しの力、
読んで理解して覚える力、
自分で問題を作る力…
つまり、中学で上位を目指すために
必要な素地です。
公立中に行けば上位確実の
安定的な方法が身についています。
そして、今回はその努力が
実り、総合1位を獲得しました。
そして、図形領域、
円も複雑なものが混ざってましたが、
何と角度、面積ともに満点。
算数は、算数が得意な子に混じりながら
3位の成績をおさめました。
素晴らしいことでした。
努力が才能を上回るのではなく、
努力できることこそが才能です。
しかも、正しく、技術的なところが
整った努力を継続すること。
気持ちがしっかり乗った
努力を継続できること。
なかなかここまでのことは
できませんが。
「俺はできるはず」?
「私は本気出してないだけ」?
ハハハ、自分を変化させられない
人間など、取るに足らないですよ。
現にこんな変化を見てしまうと、
小賢しいだけの人がとても
小さく見えてしまいます。
今年の子たちは若干
不器用な子も多かったですが、
しかし折れずによく努力できる
子も多かった気がします。