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「新拠点ゾーン開発&市役所移転の現状を知るための報告会」@市民会館へ

2021.11.28 08:39

11月27日(土)18:30~19:45 市民会館301号室にて、

「新拠点ゾーン開発&市役所移転の現状を知るための報告会」へ参加してきました。

定員80名のところ、始まる頃には席が大体埋まっていたので50人前後という感じでしょうか?(自治会関係者のシニアの方多めの印象)

今回の企画は、松戸市の出前講座を活用した企画で、市議会議員の3名(桜井議員、原議員、DELI議員)が企画、説明側として松戸市新拠点整備課の課長含めた市の職員の方で準備・開催してくださいました。

※市役所移転については関係部署に説明協力をお願いしたが、残念ながら不参加との事。


当日の報告会の内容は以下の通り。※資料あり・画像参照

① 出前講座「新拠点ゾーン整備基本計画」の説明(新拠点整備課・課長)

② 新拠点ゾーン基本計画への疑念、課題(原議員)

③ 桜井議員より

④ 質疑応答

冒頭に会の趣旨説明があり。DELI議員自身の反省として、4年前の伊勢丹閉店時の住民への説明不足のまま閉店に至った経緯など例に挙げ、出来るだけ市民へ情報を伝えたい、行政もそういうことも含めしっかり事業を進めて欲しいという思いが伝わってきました。


① 出前講座「新拠点ゾーン整備基本計画」の説明(新拠点整備課・課長より)

以下、資料にそって説明されました。

1. 新拠点ゾーンとは

2. 新拠点ゾーンを支える3つの場

⇒この「支える場」の南側(旧法務局や相模台公園付近)へ市役所を建てるかどうかを「公共施設再編検討特別委員会」で話し合っている最中。ここはあとで原議員から説明があったが、参加者はピンと来ていない様子。

(特別委員会傍聴している私でもピンと来ないのに、みんな理解出来るかな?)

3. 新拠点ゾーンと周辺を繋ぐ交通動線

⇒高台へのアクセスについては、マツコの社会見学でも一番気になったところ。高台へ続く急坂の入り口付近にバリアフリーの新たな歩行動線の確保をするらしい。

高台の小中学校は避難所なのでバリアフリー動線は必要だと思う。

また、現在一方通行の急坂のS字の坂も拡幅し勾配の改善も図り、車や自転車が通行しやすくする計画らしい。(相互通行になるのは正直ありがたい。)

国道6号線から新拠点ゾーンへのアクセスのために右折レーンを整備。

(この付近の6号線、すごく混雑するけど大丈夫?今あるガソリンスタンド潰すの?事故も多い場所だし、新拠点から野菊野方面に抜ける道は極細だけど…正直、不安がいっぱい)

4. 新拠点ゾーン整備に向けて

⇒事業スケジュールの事業手法の説明を、第1段階、第2段階、第3段階じゃなくて「公園含めた土地区画整理」「南側の市役所予定地」「北側の商業スペース」「公園整備」とか簡単にわかりやすく説明して欲しいと感じた。いつも思うのですが、説明は子どもが聞いても分かるようにしてほしいです。専門用語は理解しにくいです。

5. 概算事業費

⇒概算事業費は第1段階(基盤整備)約65億円、第2段階(市役所再編)約182億、第3段階(商業・業務・文化)今後検討、その他(自動車・自転車駐車場)54億円

結論では想定される財源は約172億、想定される事業効果は約114億円。

税収分約55億は除いているけど含めたら169億円でほぼトントンでしょ?ということなのか?いや…その数字もちょっと待て!まさに「捕らぬ狸の皮算用」。これはしっかり計画を見極めないとかなり膨らむかもしれない。やはり、計画の要は約182億円と言われている市役所部分だと思う。

◆市側の新拠点に移転した場合のメリット

・「災害に対する拠点」「新たな街づくりに期待」「行政サービスを継続的に行える」

災害に対する拠点として、高台がベストとしているけど本当にそうなのか?個人的には全部を集めなくても拠点を分散している方がリスク回避できる気はする。

そもそもコロナ禍以前と現在はオンラインの急速な普及で手続きなどもコンビニでのマイナンバーカードの活用や支所機能の充実なども鑑みて検討して欲しいと思います。


② 新拠点ゾーン基本計画への疑念、課題(原議員より)

「公共施設再編検討特別委員会」では、市役所について市側は「移転が望ましい」という方向で新拠点ゾーン整備基本計画を進めているが、市議会側は「建て替えも含め、再度検討すべき」と議論を進めていることや、まだ、具体的に決まっていないことをしっかり参加者へ伝えて下さっていました。

★原議員のブログより

「新拠点ゾーン開発&市役所移転」報告会無事に開催終了!ありがとうございました!

原議員からは、経緯として平成25年に外部業者に調査委託を行ったこと、その委託業者(山下設計)から出されたA案・B案・C案について図をみながら説明してくださいました。

調査時点での業者の提案計画はB案「現地建て替え」だったはず。これがなぜ「移転立替え」になったのか?そもそも、その提案計画通り事業を進めていたら平成33年には現地に新市役所は完成していたのでは?という説明がありました。市の職員さん苦笑い。

(平成33年?え、それって今年?今まで何をやってたの?と声が漏れそうになる…)

◆原議員の説明からわかった新拠点に移転した場合の懸案事項

・業者の調査で必要とされた必要面積に、新拠点の予定地では敷地が足りなくていいの?

・大きな敷地から小さな敷地へ移ることで、売却益は出るが市の土地を失うことに。

・駐車場は現在の280台⇒130台になる。

(今も時期によって市役所付近は駐車場渋滞あるのに大丈夫?そして駐車場の整備に1台2000万円かかることに驚く小市民な私。)

・周辺の交通状況の問題。6号だけでなくヨーカドー前の道路など周辺に影響あり。

(これはみんな思っていると思う。駅前にはバスターミナルもあるから混雑半端ない)


③ 桜井議員より

桜井議員からはわかりやすく3点について指摘しつつ、新拠点への市役所移転について異論を唱えていました。

1. 交通問題(道路事情について熱く語る)

2. そもそも山の上(崖の上)に建物作って大丈夫?

3. 大変な費用が掛かる。お金足りるの?

と、非常にわかりやすく説明されていました。そして「市役所をいくらきれいにしても人は増えない。お金はかけずに、支所機能強化して、新しい場所には図書館などを作りましょうよ!」と熱く語っておられました。個人的に、これには激しく賛同しました。

④ 質疑・応答


最後に…

今回は初めての試みとなり時間的に厳しかったものの、市議さんの「市役所移転は決まっておらず、まだ計画の途中という現状を知って欲しい」という目的は達成できたのではないでしょうか?

松戸市のこのような出前講座は10人以上の団体へ向けて市が行っている施策です。今回の内容をもう一度自治会や有志で企画することも可能とのことです。

*松戸市の出前講座って何?の方へ⇒「松戸市のパートナー講座(出前)とは」


今回の報告会を通して、地域住民として自治会の方やご近所の方とも今後の新拠点ゾーンや市役所のこと、もっと身近に話題にしていけたらいいな、と感じました。

開催してくださった市議会議員の皆様、そしてまだ未確定な部分も多く説明に苦慮されたであろう市役所職員の皆様、本当にありがとうございました。


そうそう。現場でいろんなチラシと共にマツコチラシを「なじませて」展示させて頂きました。が、チラシよりやはり左上のマツコの「裏まつど議会だより」は人気でした。(桜井議員にえらく感動していただきました!)

次回、このような機会があったらもっと持参して拡散したくなりました。

(富田)