11月28日 待降節第一主日礼拝
11月28日 待降節第1主日礼拝
伊藤大輔牧師
ルカによる福音書 2章26−38節
マリアとエリサべト
主イエスと洗礼者ヨハネ
この二つの家族と関連付けてルカのクリスマスの物語は進んでいく。
年をとったエリサベト
自分にはもう子どもができるはずはないと思っていた。
結婚をしていないマリア。
自分にはまだ子どもができるはずはないと思っていた。
今ではない。
今は何も起こらない。
この二つの家族のみならず、私たちは今を軽んじている。
今より「過去」「未来」を重視している。
「過去」に起こした出来事に苦しんだり、自惚れたりしている。
「未来」に起こると思っている出来事に期待をしたり、恐れていたりしている。
今を「過去」「未来」によって色付けしている。
今より「過去」と「未来」の方が力を持っていると思っている。
「今」は力がない。
「今」には何もない。
アダムとエバもこの思いに襲われた。
自分には足りないものがある。
そのままでこの先歩んで行ってはいけない。
善悪の知識の木の実を食べなければ。
今を軽んじてる。
今は何もない時間
過去と未来に力がある。
ルカ福音書のクリスマスの物語は私たちのその感覚を反転させる。
過去、未来
今はそれらを乗り越えている。
今が力を持っている。
過去、未来
どんなに思い描いても、それらをコントロールすることはできない。
何もできない。
自分ではどうすることもできないものにどうして心を奪われているのか。
本当に心を向けるべきは今なのではないか。
どうすることもできないものに心が奪われているから、
答えの出ない時間を浪費し疲れ果てる。
「お言葉通り、この身になりますよう」
子どもが生まれるとを聞かされたマリアの言葉。
「今」を受け入れた。
私たちの心はどこにあるのか。
「今」に心があれば、
「今」を受け入れていける。
「今」を認めていける。
「今」を愛していける。
「今」を私にしていける。
心を奪われない。
「過去」に「未来」に奪われない。
「今」に心を定めていく。
今に心が定まれば
今、ここにいる神の言葉が聞こえてくる。
恵まれたものよ、おめでとう。
祝福の言葉が聞こえてくる。
2021年
心定めてクリスマスに備えたい。
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