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マヤ

『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(小さな憧れ17)

2021.11.28 23:06

宴もたけなわ、大人たちのほろ酔い加減もちょうどいい頃合いになった。




「ではここで、三代目スーパーキッズのダンスを披露してもらいましょう❗」




登坂家のリビングは即席のミニライブ会場と化した。




隆臣と陽翔が通う保育園と、乃愛が通う園は隣町で異なるが、都内の全保育園で流行している「KICK&SLIDE」のダンスは3人共練習済みだ。




剛典の掛け声と共に現役園児三人が元気よく立ち上がった。




隆臣がMC・剛典のセーターの裾を引っ張る。




「あのねぇ、乃愛のパーパ、たぁくんの夢はライダーだから、スーパーキッズは今だけね✋」




「そうなんだ!了解」




「え?隆臣の夢ってアンパンマンじゃなかったっけ?」




「とーしゃん、それはいま諦めモードよ」




「どうして?あんなにパンマンになるって言ってたじゃん」




「パンマンはミッキーと同じでね!世界に一人だけなの。だから無理よ」




「ライダーは一人じゃないの?」




隆二が首を傾げた。




「ライダーはいっぱいいるでしょ?」




「そう言われてみれば、沢山いるな」




「パパたん♪乃愛も期間限定のスーパーキッズだからね!乃愛の夢はパパたんも知ってる通り…」




「隆二さんのお嫁さんだろ?わかってるって」




チラッと臣の顔を見ると、ニコニコ顔でりおを抱いて、バァとあやしながらご機嫌だ。




ホッとため息をついた剛典は、オモチャのマイクを片手に平等に対応する。




「陽翔くんの夢も聞かせて欲しいな」




「乃愛ちゃんパパさん、ありがとう❗」




自分の順番が回ってきた陽翔は、胸を張って笑顔で答えた。




「僕は普通の会社員になって、あったかい家族のお父さんになりたいです」




背伸びをしない、とても現実的な将来の夢に剛典も感心したように笑顔になった。




つづく