ラヴェンナ初期キリスト教建築群からのフィレンツェ【2016.7イタリア旅行記7】
2016年7月イタリア旅行記。
前回までの経緯はコチラ⬇︎
世界遺産初期キリスト教建築群
暑さに朦朧としながら「サン・ヴィターレ聖堂」と「ガッラ・プラキーディア聖廟」を見学したあと、次に向かった。
「アリウス派礼拝堂」
もぎりのおじさんも暑そう。
ここは内部の写真を撮り忘れていたので、ラヴェンナの駅で購入した日本語ガイドブックより拝借。
このガイドブック、結構な分厚さで6€くらいとお買い得で帰国してからも都度引っ張り出しては読みふけっている。
ラヴェンナにはいつか、また冬場の過ごしやすい時期に行きたいと思っているので、そのときは絶対に持って行こう。
ほかにも写真は撮っていないが立ち寄った場所がいくつかあるので本の中から紹介。
ポポロ広場
ダンテの墓
ダンテの墓は自転車で彷徨う間、何回も出てきた場所なので最後には、
「墓もうええって」
と母がなぜかブチキレていた笑
ドゥオーモ
ラヴェンナの中ではだいぶ新しい建築物。目立って何かあるわけではないが、先のポポロ広場同様に街の中心にあるため、それと気づかず通り過ぎてしまうような感じだった。
特段、なにかしたわけでもないが、
暑すぎて、
アリウス派礼拝堂を出てすぐにカフェへ入った。
気温はおそらく34度前後。
そういえば、2016年7月はイタリア全土が
猛暑
だったそうだ。
普段ならここまで暑くないかもしれない。
実際、わたしが帰国してからもイタリアに残っていた母は「最後の2日間は涼しかったわよ」と涼しい顔で言っていたので、
わたしが猛暑女だったのかもしれない。
そして、
猛暑の中、散歩に連れて行かれる犬。
同じ犬の飼い主として、今のこの気温はどう考えても酷じゃね?と思ったんだけど、イタリアでは普通なんだろうか。
イタリアって犬に優しい国だと思ってたけど。
旅のお供と記念撮影。
こちらはラヴェンナで愛車と化した自転車。
しばしの休憩後、次の見学場所へ向かう。
ネオーネ洗礼堂あるいはオルトドッシ洗礼堂あるいはカッテドラーレの洗礼堂
または、が多すぎる場所だがこちらは5世紀の建築と言われていて、やはり青を基調とした天井の美しい芸術の宝庫だった。
天井絵はヨルダン川で洗礼を受ける洗礼者ヨハネを描いたもの。
周囲は12人の使徒で、ラテン語の名前が書いてある。
ラヴェンナに残る最古の建物だといわれているこの洗礼堂、内部の壁は赤と青のコントラストが今もハッキリ残っていて目に鮮やかだ。
中央の空間からは、もともとの建物の床が見える。本来3mほど地下にあった建物の上に増築したのが現在の床部分だそうだ。
大理石や象牙をふんだんに使った豪華な装飾は、当時のキリスト教の力をしっかり今に伝えていると感じた。
ラテン語の意味が分かればもっと楽しいのに、といつも思う。
解説本によるとこの文字の中にマクシミリアン大司教という名前が入っており、なんらかの儀式に使われた記録ではないかとのことだった。
スピリト・サント教会
長ったらしい「または」の礼拝堂を見学したあと、さらに回ったのがこの2ケ所。
大司教博物館と礼拝堂
この礼拝堂に入ったとき、共通チケットをバッグの中で探していた母があまりの暑さに貧血を起こし、しばし休憩。
共通チケットは見つからなかったけど、係のお姉さんがわたしのチケットを見たあと残りと場所に連絡をしてくれて、「チケットなくても入れるように言っときました!」と可愛い笑顔を見せてくれた。
やっぱりイタリア人ってなんか親切だ!
しかし、母の体調もちょっと気になったし、わたしもだいぶ疲れたし、さらに気付けば午後4時半をすぎていたのでラヴェンナ見学はここで終了。
行けなかった場所
サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ聖堂
サンタポッリナーレヌォーヴォ聖堂
テオドリクスの霊廟
次回、絶対リベンジするぞ!
あ、そういえば自転車のレンタル代は結局、4時間で2人16€でした。
やっぱり、
安っ!
さて、今後は、ラヴェンナからフィレンツェに移動して、フィレンツェに1泊し、ローマへ戻る予定にしている。
ラヴェンナからフィレンツェまでは、
3時間かかるが直通の普通列車に乗れることが分かった。
もう疲れてるから時間かかってもこの電車乗ろうよ、とわたし達の意見は一致した。
無事に乗り換えることなく、20時過ぎ、フィレンツェに到着。
無事にフィレンツェ坊やを里帰りさせることができた。