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二の腕のはなし

2021.11.30 12:37

急に寒くなってきました。

体温調整に気をつかう季節ですね。

寒いの苦手、冷えると調子悪いという方もおられるかもしれません。


生きるために使っているエネルギーの中でも、解りやすいのが熱エネルギーだと思います。

私たちは筋肉を動かすことで多くの熱を作っています。

自転車を走らせると、ライトを点ける電気が起こるのと似ている気がします。

バッテリーに貯める仕組みがなければ、発電を止めるとライトも消えてしまいます。


私たちの体にも、エネルギーを作るのが得意な場所、貯めるのが得意な場所があるようです。

例えば、背中の脊柱起立筋はたくさんのエネルギーを作ります。

私は、背中に発電パネルを背負っているようなイメージで甲羅干しをすると、元気が湧いてきます。

また、下腹の丹田は、エネルギーを貯める場所です。

ここがエネルギーに満ちていると、「太っ腹」とか「腹が据わった人」なんて言われるかもしれません。



持病もあって、熱を作るのが苦手な体質のクライアントさんがいらっしゃいます。

冬場は特に、冷えて体が痛んで調子が上がらないこともしばしばです。

先日のケアのとき、二の腕に触れるとスカスカな印象。

きつかっただろうなぁ、やる気も出なかっただろうなぁと思いました。

擦っているうちに、二の腕にだんだんエネルギーが満ちてくるのが解りました。


二の腕は、エネルギーを作ると貯めるを両方担える場所です。

寒さに震えてつい二の腕を擦っていた…なんて経験はありませんか?

腕をクロスすることで無意識に心臓や肺を温め、二の腕発電&蓄電を行っているのでしょう。


寒いなぁと感じたら、腕をクロスして二の腕をそっと擦ってみませんか?

作ると貯めるをイメージしてじ~っと触れているだけでも、体が温まってくるはずです。