元KAT-TUNの田中聖さんが大麻所持の容疑で逮捕されました。

ファンだったということではなくとも、同世代の芸能人のこういったニュースを

聞くと、残念であったり同情したりと思うところがあります。

大麻に関して言うと、昨年くらいから「医療用大麻という考え方」と「政府と警

察の厳しい取締り」の攻防が続いていて、こういったニュースなどを見 ると医

療用大麻解禁を支持する人たちはガックリくる部分もあるのかなぁと思います。

現在では「犯罪」の部類である大麻を、合法かつ医療用としての使用を目指すの

であれば、国民の納得のいく「イメージづくり」が大切です。

人々が強い関心をもつのは、大麻の効能がいかほどかよりも、犯罪組織とのつな

がりの部分であったり治安面での安全性の方でしょう。

そのためには着実で慎重な基盤作りが必要なのですが、どうにも高樹沙耶さんや

田中さんのようなケースが出てきてしまうと「ほ～ら、やっぱり」と なってし

まいます。

大麻はどんな理由があろうとも、日本での所持は犯罪です。

とはいえ、今回の逮捕などのコメントなどを追ってみると「別に意外じゃない」

「やってると思った」などという意見が散見されます。

それはさすがにおかしな言い分だなと思います。

田中容疑者は確かに、外見はイカつく、いかにもな服装をしていることもありま

したし、嫌悪感を持つ人がいるのは理解はできるのですが、それと犯罪 性を結

びつけるのはさすがに乱暴な意見だなと同情します。

高樹さんの逮捕時も、私生活での活動などに関しての報道が多く、不可思議なことは確かにあったとは思うのですが、犯罪でない限りは個人の自由で す。

罪を憎んで人を憎まずとはよく言ったもので、批判するのであればその犯罪の部分だけで十分だと思うんですよ。

高樹さんや田中さんが今後どのように活動されるかなどは分かりませんが、罪を

償ったあとは、粛々と日本や家族のために行動すべきだと思いますし、 僕たちもそれをのんびりと見守ればいいのかなと思います。

ちなみに、ぼく自身は大麻はやはり解禁すべきではないと考えています。