出会いと別れ

今年後半、ずっと準備に参加させて頂いていた作品の

撮影が11/10から始まり、今ずっと撮影期間で

ほとんど家でゆっくりする時間がない毎日を過ごしていますが

慌ただしい日々の中、ふと見上げると澄んだ夜空も見えたりしている。

そんな日々の中で

最近、とても悲しい出来事があった。

それについて語る相手もいないけれど、、、

もうかれこれ数十年前か、大学を出てフリーターをしながら

俳優業や自主映画を作っていた頃に出会ったバイト先の人生の先輩から

そのバイトを辞めたあとも、毎年必ず年賀状が届いていた。

バイト中からとてもハキハキと活発で、優しくて、ご両親の介護をされていた

女性の先輩。素敵な方で、なぜか毎年年賀状を頂けていた。

私も毎回ご返信していて

もうずーっっとお会いできていなかったのですが

数日前にその方の苗字で喪中ハガキが届いていた。

慌ただしく帰って来て手にしたハガキで

しばらくは、その方のご親戚が亡くなったのだろうという感じで

ハガキを持って部屋に入り

もう一度見直してみたところ

その方の旦那さんからのお葉書で

胸が詰まる事に、、、

その先輩ご自身の訃報でした。

歳を取ると、別れが増え

毎回後悔する。

どうして生前に会う努力をしなかったのだろう、、、

人が生きている事は当たり前ではない。

日々の生活の中で

本当に大切な事とはなんなのか

考える時間となりました。

今はただ、人生の中でその方と出会えた事。

こうやってご連絡頂けた事。

わずかな時間でも、年賀状のやりとりで

お互いほっこりし合えた事(先方にも、そうであったと信じている)

私の中に大切に暖かく抱きしめていこうと思う。

年々出会う人数が増える中で

素敵な方で亡くなってしまった方、多いです。

私は今ここで頑張ってますよ。

皆さん、見てくれているかな。

日々叱られたり、励まされたり

映画作りって楽しいと感じたり

自分のコミュ障に落ち込んだりする毎日。

こちらはある日のロケ弁です↓

今日もまた、行ってきます。