画集 (シリーズもの)の面白さ - 東山魁夷著「窓」
2017.05.26 23:20
最近、全集以外に画集なるものをいくつか買ってみた。テーマという観点から見ると、シリーズである画集の方が奥が深く面白いような気がする。ここで紹介するのは東山さんの「窓」というは画集。二十代に留学されたドイツを後年奥様と旅された時の絵を「窓」として一冊の画集(説明文入り)としてまとめられたものだ。読み終えた後、全集にはない満足感を得た。私はこれから絵を描き続ける上でいいお手本を示していただいたように思う。文章のうまさが絵に彩を添えていることは申すまでのない。
フエイスブックに投稿されている先生方も良い示唆をしてくださる。
K先生に「絵の題はいつ決めますか?最初ですか、描き終わった後ですか?」と尋ねたことがある。9割は出来上ってからなそうだ。
A先生の絵は技法的に凄いので称賛を述べると「技法に振り回されず、自分の好きな絵を長く深く追及して描きなさい。技法は絵を描く手段です」との答えが返ってきたきた。
今朝T先生の投稿では、「シリーズとして描き始めた時期のこと」が描かれていた。
諸先生からの助言も参考にした私の考えは:
1 描きたいテーマがあれば、それに沿った題を2,3予め考えておき、テンションを上げるため詩や散文も描いてみる
2 描くための準備の一環として、対象をよく知っておく
3 あれもこれも手を出さず、シリーズものとしてある程度まとめ、次に臨む
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