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NPO法人YouToo

「お一人様」ワタシ編

2021.11.30 00:08

●「枠組み」の温度差

私は社会人になって約10年経ちます。

この10年、一般の職場から障害者雇用のクローバーに行くまでとても苦労しました。

とにかくフラッシュバックでパニックを起こして大変でした。

会社の当たりが悪かったり、プライベートでも合わない人と当たることは多かったと思います。

学生の時に遊ぶ機会がなかったから、その分を取り戻そうと急ぎ過ぎたんじゃないかな?というくらいカフェ巡りに熱心になり、砂糖中毒になっていた覚えもあります。

しかし、それ以上の原因があったんだと気付きました。

学校という枠組みをなくしたことで慌てていたんだと思います。だから学生の頃だったら無理して関わらなかったような人とも関わってしまった。


●ちょうどよい「距離感」

学校をなくして1番困ったのは人間関係でした。

高校や大学にいた頃も、周りから浮いていました。一人でいることは多かったと思います。

しかし、100人生徒がいれば、この人は1人が多いけれど、大丈夫かな?と気にかけてくれる人は1人か2人はいます!

そのくらいの距離感で3ヶ月に一回くらいすれ違ったときに話してくれる友達が私は好きでした。比較的一緒にいる人はいましたが、本当に仲が良かったかというと…本当は1人でいたいのに寄ってこられた場合もありまして。自分から近づいて後から思うと負担かけていたと思うこともありまして。

頻繁に同じ人と会うことで、仲良くなろうとしすぎて相手にも自分にも無理をかけるところがあったのかな?と思います。


●すれ違う人と一言。それが楽しい

ところが今通っているクローバーがその学校の枠組みになっています。無理して外で友達を作らなくても理解のある職員がいて送迎のときに楽しくお話しできます。職員だから気を遣ってくれているのかもしれませんが、嬉しいです。他の利用者さんは大人しくて優しい子が多く、3ヶ月に一回すれ違ったときに気にかけてくれる友達と距離感が近かったりします。

私はそのクローバーを紹介してくれた職員や巡り合わせに感謝しております。