欲望のマーケティング
『欲望のマーケティング』山本由樹
<この本を読んだ目的>
かいくんにおすすめしてもらった一冊。
マーケティングの本でまだ読めていなかったので、勉強したいと思ったため。
<どんな本か>
「美魔女」という言葉を生み出し、ブーム化させて山本さんのマーケティング論。
<覚えておきたいPOINT3つ>
・関係構築のためのキーワード3つ
①共感:聞き上手であること
②共有:秘密の共有関係をつくる
③告白:相手に告白してもらう
・他者に抱く感情
同情→共感→賞賛→嫉妬
・結果的にマスを獲得するのは、絞り込んで個性を出したプロダクト
<目次>
PART1 本当の欲望を聞き出せているか?
ー「言えない欲望」からブルーオーシャンを探し出すー
PART2 絞り込めているか?
ーコンテンツのブランド化によるターゲティングメソッドー
PART3 巻き込めているか?
ーライフスタイルのブランド化によるエンクロージングメソッドー
PART4 揺るがせているか?
ーマーケットをマネタイズするシェイキングメソッドー
<引用>
・ブームをつくりたければ、社会現象化を目指せ
・オーディエンスを増やすために必要な3段階
第一段階:認知(メディア・口コミでの情報認知体験)
第二段階:接触(情報を基に接触体験)
第三段階:実体験(直接体験)
・「情報」こそ「欲望」そのもの。あらたじめ刷り込まれ、記号化された「情報」が「欲望」を喚起するのであって、「欲望」は単体で存在するものではない
・IMC(インテグレーテッド・マーケティング・コミュニケーション)…ターゲットとの「接点」(タッチポイント)を探して、複数のタッチポイントに最適なコンテンツとコミュニケーションを提供していくこと
・「なんとなく不満」からマーケットをつくる…リアルすぎる現実は「あきらめ」に直結してしまうので、「なんとなく不満」という状態が消費発生のためにはベスト
<感想>
関わっている仕事で活用できるメソッド・考え方がたくさんあった。
結局は、そのものを売るのではなく、「体験」を買ってもらうことが非常に大事。
その「体験」をどう定義するかが非常に大切なことだし、マーケット開拓のためには必須な思考だと感じた。