長岡京のインスタグラマーが教える!大切な人と心を繋ぐ“モテ弁当”の作り方
彩り豊かでバランスのとれた日々のお弁当を発信する、人気インスタグラマー・まる子さん。長岡京市を拠点に活動する彼女は、フードスタイリスト・管理栄養士の肩書きも持ちつつ、著書『わたしのおべんと帖』(マイナビ出版)や自身のインスタグラムで、手軽でおいしいお弁当を紹介しています。
そんなまる子さんに、長岡京市の特産品を取り入れつつ簡単&時短で、家族や恋人、大切な人に喜んでもらえる、とっておきの“モテ弁当”を教わりました。
お料理やお弁当作りに慣れてない方でも作りやすいお弁当レシピを考えていただきましたよ。
長岡京出身&拠点を置くインスタグラマー。地元の特産品でお弁当作り
長岡京市に生まれ、大学進学を経て再び地元に拠点を持ったまる子さん。フードスタイリスト・管理栄養士として働きながら、多彩なお弁当箱と献立のバリエーションが楽しいインスタグラムは、約6.4万人ものフォロワーから支持されています。
「子ども時代からずっと過ごした長岡京は、都市部へのアクセスがいいのに野山が身近で、ほっと落ち着く場所。たけのこは小さいころから慣れ親しんだ食材です」(まる子さん)
今回使用するのは、長岡京の特産品・京たけのこを使った加工食品で知られる「小川食品工業」の「京たけのこ」と「京の春」。朝掘りのたけのこをすぐに茹で、真空パックでおいしさを閉じ込めた一品。ふるさと納税の返礼品としても人気です。
「水煮なのにくさみがなく、旬の時期のたけのこのように柔らかくて、初めて食べたときは驚きました」とまる子さんも太鼓判。
▶ 長岡京の特産品「白子タケノコ」を求めて!レシピあり👇
https://sense-nagaokakyo.city.nagaokakyo.lg.jp/posts/6090624?categoryIds=865959
▶ ふるさと納税についてはこちらから👇
https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1133688
▶ 小川食品工業 直売店地図はこちらから👇(イズミヤ長岡店 北側)
https://goo.gl/maps/BMwvC3X8aTUFndSo8
さらに、たけのこと肩を並べる長岡京の特産品「京都なす」(千両なす)、朝市や夕市で農家さんが直売する長岡京市産のレモンを取り入れたレシピをまる子さんに考えていただきましたよ。
いよいよお弁当作りのスタート! 長岡京のおいしい食材が使われているとあれば、ますますお弁当がおいしく感じられそうです。
▶長岡京市の特産「京都なす」♪人気店のシェフが教える映えレシピ👇
https://sense-nagaokakyo.city.nagaokakyo.lg.jp/posts/6836639?categoryIds=3222539
手軽で彩り&栄養満点。まる子さん直伝のお弁当レシピ公開
では早速作っていきましょう!
まずは、たけのこを使った「たけのこと豚肉の混ぜごはん」。混ぜごはんや炊き込みごはんは、ごはんと一緒に手軽に野菜がとれるので、まる子さんのお弁当にはたびたび登場するメニューです。
今回はお肉やひじきを加え、ボリューム&栄養満点の一品になりました。
メインはたけのこと豚肉の混ぜご飯
【材料(2合分)】
ゆでたけのこ100g、人参1/3本、生しいたけ3枚、戻したひじき50g、豚バラ薄切り肉100g、温かいご飯2合分、A=<しょうゆ大さじ2、酒・みりん各大さじ1 1/2、オイスターソース大さじ1/2、砂糖小さじ1>、油適量
【作り方】
① たけのこと生しいたけは薄切り、人参は薄いいちょう切りにする。豚肉は2㎝幅に切る。
② フライパンに油を薄くひき、豚肉を炒めて余分な脂を拭きとる。人参、たけのこ、生しいたけ、ひじきの順に加えて炒め、火を通す。
③ 混ぜ合わせたAを加えて汁気をからめながら炒め合わせる。 (ここでコチジャンを入れるとピリ辛、韓国風にアレンジできますよ)
④ ごはんに③を加えて混ぜる。
組み合わせる献立は4品。「キャベツの春巻き」「なすの塩麹漬け」、「さつまいものレモン煮」、「半月卵」。
「献立は『五味・五法・五色』を意識して考えています。甘味・酸味・しょっぱさなどさまざまな味と食感を組み合わせること、色々な調理法や季節の野菜を取り入れること。そうすると、自然と色みがきれいで季節を映したお弁当に仕上がります」(まる子さん)。
※五色:白、黒、黄、赤、青/五味:甘い、塩辛い、酸っぱい、苦い、辛い/五法:焼く、煮る、揚げる、蒸す、漬ける
おかず①キャベツの春巻き
具はキャベツだけ! なのに食べ応えがあり、シャキシャキ感がクセになる一品。キャベツの水気をしっかり絞るのがコツです。大葉をキャベツの下に敷くと皮がふやけるのを防ぐ効果も。
【材料(6本分)】
キャベツ500g(1/2個)、塩10g、大葉・春巻きの皮各6枚、A=<小麦粉・水各小さじ1>、油適量
【作り方】
①キャベツはせん切りにし、塩をふってもみ、水気をしっかりとしぼる。
②春巻きの皮を広げ、①、大葉をのせて包む。混ぜ合わせたAでとめる。
③170℃の油で揚げる。
おかず②なすの塩麹漬け
前日から作っておける仕込みメニュー。なすを生で使う場合はアク抜きするとえぐみが消えておいしくいただけます。お酢を加えてさっぱりと。
【材料(作りやすい分量)】
なす1本(100g)、削り節1袋、A=<塩麹10g、酢5ml>
【作り方】
①なすは長さ半分に切り、ぞれぞれ4等分に切り、水にさらす。
②①の汁気を拭き、厚手のポリ袋にAと共に入れてもむ。冷蔵庫で一晩置く。
③汁気をきって削り節を混ぜ合わせる。
おかず③さつまいものレモン煮
仕上げにレモンを加えるのが、酸味が飛びすぎないコツ。皮ごといちょう切りで加えられるのは国産レモンならでは。
【材料(作りやすい分量)】
さつまいも1本(200g)、砂糖30g、レモン1/4個
【作り方】
①さつまいもは1㎝幅の輪切りにする。
②鍋に①を入れ、かぶるくらいの水を加えて煮立て、弱火にしてやわらかくなるまで5~8分ゆでる。鍋から取り出し、水気を拭く。
③鍋に水1カップ弱、砂糖を入れて煮立て、さつまいもを加えて約5分煮る。
④レモンはいちょう切りを4枚作り、残りは果汁をしぼって共に③に加える。ひと煮して火を止め、粗熱をとって冷蔵庫で冷やす。
おかず④半月卵
だし巻き卵より手軽でテクニックいらず。フライパン一つで作れ、入れる具材はベーコン、チーズ、ハムなど冷蔵庫にあるうまみ食材でアレンジしても。
【材料(1個分)】
卵1個、大葉1枚、A=<ぽん酢・水各小さじ1>、ちりめんじゃこ・油各適量
【作り方】
①フライパンに油を薄くひき、卵をわり入れる。
②白身が固まってきたら黄身を少しつぶし、中心にちりめんじゃこを広げ、大葉をのせる。
③中心にへらで折り目を入れ、半分に折る。片面約1分ずつ焼き、Aをからめる。
ぎっしり充実のお弁当に見える詰め方のコツ
できあがったらお弁当箱に詰めていきます。食べてもらいたい人や献立に合わせて、お弁当箱を選ぶのも楽しみの一つ。
彼や夫にはたっぷりサイズを、少し汁けが気になる時は漆やアルミ製を、と用途に応じて使い分けてみましょう。さて詰め方のポイントは…?
「まずごはんから。おかずとの境目を少し斜め(写真水色線)にするのがコツです。そこに卵焼きなどを立てかけて入れると見た目にも華やかに。大きいもの、形の固定しているものから順に入れていってください」(まる子さん)
詰め終えたら、お弁当包みを選び、インスタ投稿写真を撮影するのがまる子さんの日課。
「#今日のお弁当」「#オベンタグラム」などお弁当好きの間で定番として使われるハッシュタグや、雑誌やWEBの企画ハッシュタグなどを付けて投稿することで目に留めてくれる人も増え、作る喜びも倍増します。
お弁当はメッセージ。時間差のやりとりに心温まる
大切な人に喜んでもらいたい、「おいしかった」「ごちそうさま」の笑顔が見たい…。そんな気持ちは、その場で食卓を囲む料理でも同じこと。でも、お弁当にはお弁当ならではの喜びがあるとまる子さんはいいます。
「お弁当があるだけで、お昼の時間が待ち遠しくなりますよね。そうやって『待つ』時間も楽しみだったり、がんばろうと思えたり。『気に入ってくれたかな?』『おいしかったかな?』と思う人に、1日が終わってお弁当箱を返してもらうときに『おいしかった』と言ってもらえるその時間差も、醍醐味のような気がします」(まる子さん)
空っぽになったお弁当箱は、食べてくれた人からの「おいしかったよ」のメッセージ。お弁当は、大切な人を気づかう気持ちや作ってくれた人への感謝の気持ちを伝える、手紙のような存在なんですね。大切な人とハートを通わせる“モテ弁当”、ぜひ作ってみてください。
★まる子さんのInstagram
https://www.instagram.com/maaaarukoo/
@maaaarukoo