アムステルダム・スキポール空港の人間時計【2017.5-6旅行記】
朝8時、関空に無事到着した。
フライト時刻は10:25予定だが、事前にチェックインを済ませているため早すぎるかな?という懸念もあった。
しかし、実際には旅行ってあっという間に時間が過ぎていくよね。
今回は関空で外貨両替をする必要があったのだが、土曜日ということもあってかえらく混んでいて時間がかかった。
しかし、プラハではユーロ以外にチェコの通貨「チェココルナ」を持っている必要がある。
しかも関空でも銀行の出張所ではなく直営店でしか取り扱いされていないため、両替に時間がかかったのだ。
結局、なんやかんやで30分ほどお茶しただけで搭乗開始。やっぱ海外旅行には時間の余裕が大切だなぁと実感。
飛行機の中では「沈黙ーSILENCE」を観たあと、ひたすら爆睡した。KLM機内の「沈黙ーSILENCE」は英語版しかなかったが、吹替なのか元々なのか1640年頃の日本人が全員英語ペラッペラなのにビックリした。その設定絶対おかしいやろ(笑)
だって、ポルトガル人の宣教師も英語ペラペラとか考えにくくない!?
あの頃、日本に来ていたポルトガル人が「ランドセル」とか「かすてーら」とか外来語と呼ばれる一部のポルトガル語を伝えてるんだから、ポルトガル語でやり取りしてたんじゃないかとしか思えないんだけど。
内容は、あんまり英語分からないわたしでも理解しやすかったので、ちゃんと日本で観たらもっと深く捉えられる作品かなと感じた。
飛行機の中では爆睡しすぎて、隣に座ってたアメリカ人のおばちゃんに「めちゃ眠そう」って笑われるくらいの良い眠りっぷりを披露していたみたいだ。
日本時間22時前、現地時刻14:45に無事アムステルダム・スキポール空港到着。
トランジットが5時間あるので当初はアムステルダム市街地に出るつもりだったが、入国審査にかなり時間がかかりそうだったので今回は断念した。
その代わりにだだっ広いスキポール空港内をくまなく散策。
この時計、発想も労力もすごすぎて笑ってしまった。
時計の中に、ペンキを抱えた本物の生きてるおっさん(若いかもしれないけど笑)が入ってます。
1分ごとにペンキを消して、あらたに長針を引くという作業に従事しておられるのだ。
消して、書いている間に25秒くらい経ってるから、30秒くらいしかゆっくり出来ない仕事。
基本的にズレることも許されず、休むことも出来ない仕事ぶりは「ブラック企業」という言葉がふさわしい。
乗り継ぎフロアのLounge2にあるカフェの上にある。しばし考えるおじさんなどもシルエットが可愛かった。
動画を撮っているときは、ペンキの色がかすれたりもして、人間臭すぎる流れに感嘆と笑いがこみ上げてくる。
今年から始まったそうだが、どう考えてもキツイこの作業、いつまで続くか分からないのでスキポール空港に立ち寄ったらぜひ見ておきたいオススメスポットのひとつだ。
外に出られるガーデンスペースもあり、オランダの空気を少しだけ感じることができた。
今年1月に行ったカフェのハンバーガーが美味しすぎたので再来。
人間時計(江戸川乱歩みたい)のすぐ近くにある階段またはエスカレーターで2階に上がったところにあるお店で、ハンバーガーの味付けを自分で出来るところがミソ。
前回は夫がやってくれたので、イマイチ味付けの仕方が分からなくて、中で肉を焼いているおっちゃんに聞いて教えてもらった。
アムステルダムからローマ行きの飛行機は出発が遅れて、21:30頃やっと飛び立った。
外が明るすぎて、21:30でもまだ夕日が見える程度の空の色なので感覚がおかしくなりそうだ。
2時間半のフライト後、ローマ・フィウミチーノ空港へ到着。無事に迎えのタクシー運ちゃんと合流できて、やっと24時過ぎホテルに着いた。
部屋に入って、関空で買ったおにぎりを貪ると、その塩味が身にしみて疲れが癒されるように思えた。