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Oimachi Act./おい街アクト

映画「すばらしき世界」は、日本的な作品ではあるが、役所広司のオーラは世界的である。

2021.12.02 03:00

いい役者は、観る者の心を魅きついていくオーラを放ちながら、映画を盛りあげていく。

いい監督の作る映画には、無駄なシーンがない。

現在の邦画界の実力派男優No1.は役所広司。

 

過去に「うなぎ」「赤い橋の下のぬるい水」で、役所広司の持つオーラの素晴らしさを認識していた。

 

今回は映画「すばらしき世界」で、いや、お見事!

 

佐木隆三の小説「身分帳」を原案に、西川美和が脚本を手掛け、監督をこなした。

 

脚本も良かった。役者が揃っていた。

 

人生の大半をヤクザ、刑務所で過ごした男の再出発を描いている。

 

裏社会では当たり前の"常識"が、カタギ社会では"非常識"になる。

 

そんな非常識な人間や社会が作り上げている"常識"の中で、元ヤクザが再出発するのは、とてもとても難しい。

 

この当たり前の、ありがちな"現実"を、あえて映画にするというのは、とても危険である。(危険というのは、失敗作に終わってしまうということ)

 

が、今回は成功している。

 

役所広司のオーラは、映画を、原作を越えているからだ。

 

ぜひ、観て欲しい。プロの役者と映画を。

監督

西川美和

出演

役所広司, 仲野太賀, 六角精児