ポートエレン 23年
「ポートエレン」というウイスキーをご存じでしょうか?
ウイスキーの聖地と呼ばれるスコットランドのアイラ島において、かつてポートエレン蒸溜所でつくられていたシングルモルトウイスキーです。
その品質の高さから多くのファンから支持をえていましたが、1983年にポートエレン蒸溜所は閉鎖。残された原酒はその数が減少し、さらに熟年数が増すにつれて年々希少価値が高まり、現在では“幻のウイスキー”と呼ばれています。
当店では店主の生まれより一年早い1975年の蒸溜、23年熟成、ボトラーズのシグナトリー社よりリリースされたポートエレンをご用意しております。
自身もテイスティングしてみましたが、とびきりのウイスキーです。
優しく心地よいスモーキーフレーバー、フルーティさとパヒューミーさが混ざりあい、ずっしりとフルボディかつリッチな甘さが広がります。
きっと口にすればウイスキーに対する概念、価値観に大きく影響すること間違いないくらい美味しいです。さすが世界遺産クラスのウイスキーといったところでしょう。
ですが最高の一杯の前に一言注意を。
高い安いは人それぞれの価値観によると思いますが、ポートエレンは現在最も高額なウイスキーの一角で、現状当店で取り扱うボトルの中ではこのポートエレンが一番値が貼ります。
正直全てのお客様にはお勧めしかねる高額な価格のウイスキーだと思います。
当店では一杯、45ccで25850円で提供しております。もちろんハーフサイズ、もしくはクウォーターサイズでもオーダー承ります。
ポートエレン、オールドボトルに興味があるウイスキーラバーズの方々是非味わってみてください。とにかく期待以上の満足感が楽しめると思います。
最後余談ですが以前ポートエレン蒸留所復活のニュースありました。当初の予定が延期され今年2021年再稼働との事でしたが、現状はまだまだ先になりそうです。着実に工事は進んでいるそうですが、なんせ現地ではアイラ時間という独特な時間の流れがあるそうでして…。