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髙橋ファーム

サクラ『ソメイヨシノ』の実体

2017.05.29 03:35

5月末になり、サクラはすっかり葉ザクラに

なりました。現在では、サクラと言えば

『ソメイヨシノ』です。全国の7~8割が

ソメイヨシノと言われてます


ソメイヨシノの起源は諸説ありますが、

江戸の染井村(現在の豊島区駒込)で1730年

ごろオオシマザクラとエドヒガンの交配で

誕生したそうです。そして、幕末の頃から

各地に苗が植えられました。


ここで重要なのは、ソメイヨシノは全て

挿し木および接ぎ木で増やされてます。

実生からではなく、同じ遺伝子を持つ、

クローンです。そして、このサクラは

同じ遺伝子の木の花粉で受粉することは

ないそうです。つまり、種子による繁殖が

できません。


なので、気象条件が同じなら一斉に咲きやすいです。それが同地域の一斉開花につながってる様です。


そして、ソメイヨシノが広がる前の日本は、

全国に多くの種類のサクラが植えられて

ました。江戸でも八重桜が主流だった様

です。


そして、クローンでないうえに、幾種類

ものサクラが混ざっていたので、開花も

ずれていて、花見は今のように集中して

行うものではなかった様です。