甫登(ほと)神社
鳥取県西伯郡大山町にある甫登神社は、ご神体の巨石をお祀りする神社です。
拝殿などもありません。
↑ 甫登神社鳥居です。
大山寺方面からは北進して豪円山の前のスキー場を横切って進みます。
山陰本線・国道方面からは大山へ向かって登って行く感じです。
↑ ほととぎす橋・橋を渡って直ぐ。右手に鳥居があります。
↑ ほととぎす橋を渡ったところ。左手に標識、右手には鳥居が見えますよね。
↑ 御神体
鳥居をくぐって、10mほど進んだところの左手斜面にありました。
道はコンクリートの道が付いていますが、木々に覆われています。
↑ 別角度からの御神体
↑ 御神体は中央の木の上側でしょうか。
↑ こちらが御神体の磐座。
↑ ほととぎす橋から望む日本海
橋の下には川が流れ、日本海へと注いでいます。
↑ ほととぎす橋から見える大山
丁度白い雲の真下に大山の剣ヶ峰が見えます。
甫登神社は、縁結び・安産の守り神として信仰されていたようです。
残念ながら由緒など書いてあったであろう看板も朽ち果てていた為、何の情報も無いですが、甫登=女陰として見られているようです。(鳥居もXにOが重なり、形を表しているそうです)
平癒祈願などの側面もあったと思われます。
大山の麓には水源地になっているところも数多くあり、良質の水のあるところには集落があったと思われます。
その集落の側にはこうした信仰の対象となる磐座などもあり、集落の人々の様々な願いをずっと聞いてきたのだと思います。
人々の生活が便利になると、人々は山から平地へと移行していき、この甫登神社の磐座のようにさびれていったところも沢山あるのかもしれません。
↑ 甫登神社へ向かう途中の表大山
伯耆富士として有名な大山。裏大山は富士にそっくりと言われますが、表大山は全く別で荒々しく勇壮な姿です。