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ルーマニア館

“Amintiri don tineretțe”(「青春の思い出』) の出版に寄せて

2021.12.02 07:32

 本の出版にあたり、モルフォ共和国のヴェロニカ・キムさんよりご祝辞をいただいたのでご紹介します。(ルーマニア語訳:佐藤)

(褒め言葉がたくさんありますが、結婚披露宴時の新郎新婦紹介のようなものと思って割り引いて読んでください。)


日出づる国の賢者、よき家庭人、愛すべき祖父、国語教師、文学者、ルーマニア語・文化の翻訳者:佐藤芳則に捧げることば


 あなたが私を「最良の読者」と呼んでくれて、私はとてもうれしく思います。あなたは純粋な心の持ち主です。そのような人は光り輝く貴重なダイヤモンドのようです。


『秘かに愛しつつ、私は沈黙を守った!』

数十年前にかの偉大なる詩聖エミネスクはそう書きました。

「純粋な心はいつも苦しむもの!」です。

あなたが紙面に巧みに書き綴った『愛の巨人』のような美しい思い出の数々を一番最初に読む機会を得て、私は最も幸せな忠実な読者になりました。

「人生は過ぎ去るものだが、思い出は残るもの!」です。どうぞ健康で、幸せで、この世で愛される人でいてください。


 真の作家とは魔法使いのようです。彼は未知の岸辺から新しい知の地平へと私たちを導き、私たちに読み、瞑想する喜びや新しく有用なものを学ぶ喜びを与えてくれます。どうぞいつも若々しく活気に満ちた人でいてください。


 私はあなたがまだ書いていないあなたの物語を待っています。その物語はこれからも引き続き、限りなく切なく、ロマンティックにあなたの物語を続けることでしょう。


 あなたは幸せのためによく戦いました。あなたは文芸において豊かな才能を示しました。あなたの友情と信頼に感謝しています。

 

 あなたの次の小説や物語のために、あなたの先祖の精霊が豊かなインスピレーションと生きる力をあなたに与えてくださいますように!引き続きあなたの素晴らしいご成功を願っています。そしてあなたの新しい小説や物語を待ち望んでいます。


 有名なユダヤの詩人エドゥアード・アサドヴの書いたとても美しい一編の詩があります。彼は第二次世界大戦時軍事ジャーナリストとして活動しました。そして重傷を負って完全な盲人になってしまいました。しかし、彼が盲人になって書いたものは全て価値あるものです。

 エドゥアード・アサドヴは「恋に落ちた詩人」に捧げた一編の頌詩を書いています。「ある詩人が恋に落ちるとき」という詩です。私はその詩をルーマニア語に翻訳しようと試みました。


恋に落ちた詩人への頌詩


ある詩人が恋に落ちるとき

そのとき、詩人の魂はうち震え

黄金や光と一体になる・・・


敬意を込めて


テレビラジオ・モルドヴァ社ジャーナリスト

エディネッツ軍事センター元職員:

ヴェロニカ・キム