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星を繋ぐ猫達 《第7章 [星を繋ぐ猫達]始動》

2017.06.01 07:31

6月に入りましたね。もうすぐ個展です。昨年から今年にかけて、イレギュラーな事かn多く、バタバタしてますが、緩やかな方へ進んでいきます。


物語は、ちょうど、2年前の今頃を綴っています。画像は、当時の個展DMハガキ&スピラです。


では、続きをお楽しみ下さい。




《第7章 ③[星を繋ぐ猫達]始動 》


2015年6月、とうとう、高円寺基地での猫達の任務と、作者の個展が始まりました。


ギャラリーの店長さんからは、意外や意外、外国人のお客さんの反応が上々である事を知らされた作者は、嬉しくて仕方ありません。


あの、サンプル2号である、ベテラン画家の門田さんから送られたイメージで描かれた作品が、一番人気なのです。


さすがです。やっぱり巨匠は違います。


猫達は、展示作品の向こう側に待機し、額縁次元から、ギャラリーに来たテラビト達を観察していました。もちろん、漬物石除去ナノマシン[カルカン]もスタンバイさせて…


「猫沢博士、今回は、ヒノモトの民以外に、ホクオウの民や、メリケンの民が多いですね」


キャツウバ山の宮司であり、科学者のトート博士が、不思議そうに眺めています。


「そうですね。1号の色彩は、ヒノモトの民の色彩とは若干違うと周りから言われてますから、そこに惹かれるテラビト達がいるのでしょう」


猫達は、額縁次元の空間で、ヒソヒソと会話をしています。作者は、在廊と言う形で、作品を挟んで、猫沢さん達と会話をします。


「猫沢さん、やっぱり2号さんて凄いですね?本当に、私が、この人のアイディアを使わせて貰っても良いのですか?」


「良いんですよ。あ、お客さん来ましたよ!」


「あ、はい!いらっしゃいませ~」



作者と入れ替わるように、別の額縁次元で動いていた、丸い猫の姿をした猫型宇宙人が、猫沢さん達の前に現れました。


「おや、お久しぶりですね。にゃんころんさん」


猫沢さんがニコヤカに、挨拶を交わすと


「猫沢さん、ひさしぶりだね。1号に、あの場所を訪ねるように伝えてくれないかな?」


「あぁ、1号なら放っておいても、あの場所に行きますよ」


「了解したよ。じゃあねぇ~」


丸い猫は、笑顔で去っていきました。


あの場所とは…?


作者は、宿泊先に戻ると、在廊中に、あった出来事を、猫沢さん達に報告し、そして、翌日、あの場所へ向かうと言って、ウキウキした気持ちで床につきました。 


翌日、東京より随分と離れ郊外へ、あの場所へ向かいます。美味しい食事を食べに…あの、不思議なカフェへ


店に到着した途端、思わぬ言葉を、耳にした後、作者はプチパニックを起こしつつ、楽しみにしていた、こだわりの食材で作られた食事を平らげ、頭がポヤンとした状態で長時間過ごすと、名残惜しみながら、店を後にしました。


帰りの夜道、駅に向かう大通りで、目を白黒させて、猫沢さん達に、報告をしました。


「あの場所で、10月に展示が決まったのですか?それはそれは、おめでとうございます。良かったですね。頑張って下さい」


猫沢さんは、ニッコリして、肉球をパチパチしましたかと思うと、肉球のひらから、何かが現れました。


「これは?」


「私達の星の石、スピラです」


「スピラ?綺麗な青色ですね。まるで星空みたい!」


作者は、感激しています。


「この石は、カルカナル磁場の影響を緩和させます」


「へー」


「スピラは、持ち主を守ると同時に、苦難を与えます。それは、この石にとって大切な役割です」


「苦難をって…それって守ってないじゃないですか?」


「カルカナルからの影響を受けないようにする、と、言う事は、テラでは、どう言う意味だと思いますか?」


まるで、謎かけのような質問に、作者はしばし考え込みます。


「あ!」


作者は、何かに気づきました。カルカナル磁場の世界は、真逆の世界だと言う事を…


「もしかして…?」


「そうです。あなたが、カルカナル磁場から離れようとすると、戻そうとする力が発生します。それは、とても強力です。わずかではありますが、その力から一瞬、免れる事が出来ます。しばしの休息を取りつつ生活を続けて下さい。ですが、この石は、テラの周波数と同調していないので、完全にカバーする事は不可能ですし、他のテラビトに見せても、滅多な事では肉眼では感知できません。くれぐれも「見て見て綺麗な石」と見せびらかさないで下さい」


「はい!」


そう言って作者は、大事そうに、オーガンジーの巾着袋に入れ、鞄にしまいました。


「では私達は宇宙船で、戻ります。また、宿で会いましょう」


猫沢さんは、宇宙船に乗り込むと先に行ってしまいました。


作者は、ちょうど駅の入口に着くと階段を降り改札口へ、秋葉原行きの電車へと吸い込まれていきました。


終点の秋葉原まで、約50分の電車の旅…夢うつつ…


作者にとって、あの場所は、特別な場所…


あり得ない事が起きてしまった!と、全く予想すらしていなかった事が起きてしまった!と…


「あり得ない」が「あり得る」に変換されたのです。




その頃、宇宙船では…?


猫沢さん達が、臨時基地で集めたデータを解析していました。


「な…なんて事だ」


「このエドエリア一帯のカルカナル磁場が…さらに重く強くなっている…」


「これは一体…」


「テラビト達の様子に異変が起きていますね…」


「あぁ…あの頃のカンタスカラーナに近づいてる…。このままでは、1号の住む場所にもいずれ…」


猫庭博士が、異変が起きた、テラビト達の映像を見ながら震えています。 


「チャット博士、カルカン達を放って下さい󾬆寅次郎博士の元に向かいましょう!」


「はい!」


夢うつつの作者を置き去りにして、猫沢さん達は、寅次郎博士の元に飛びました。


[つづく]


 (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。


物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。


そんな楽しい猫の星の世界観第3弾を、昨年も東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)


2017年の6月も、幻想の魚の秘密.第4弾を展示決定!既に準備は始まっています。お楽しみです。


猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)


※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)


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