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酵素で生きる。

メラノーマ。

2015.10.20 16:54


*注意事項

以下、プルダウンするとショッキングな写真が掲出されております。

予めご忠告申し上げます。



メラノーマのいう悪性腫瘍をご存知だろうか?


今回は、犬(我が家のペット)の悪性腫瘍=ガンについて。

撮影時 14歳 オス ラブラドール・レトリーバー 


大型犬で14歳。 随分と白髪が目立つようになってきていた。

人間と同様、加齢とともに脂肪腫(良性)がカラダのあちこちに

こぶのように出来始めていた。


口の中に、なにか違和感を覚えて見ると。

小さな腫瘍が歯茎部分に。確実に成長しているのが日々確認できる。

この時点で、担当獣医さんの診断を受ける。


「メラノーマ=悪性腫瘍のガンです」


14歳の春の事件だった。

高齢でもあり、対処法をいくつか挙げてもらった。


1:下あごの骨格ごと切除する

2:部分的に腫瘍だけを切除する

3:自然経過でQOL優先させる


全身麻酔は年齢的に危険度が高すぎるし、下あご全て切除は負担が大きすぎる。

部分的に腫瘍を切除しても、近くの部位から間違いなく再発成長する。


手術治療は全滅だった。


14歳のおじいちゃん犬としては、体格も良く運動能力も衰えは無かった。


結論として、自然経過でメラノーマに有効とされる自然成分のクスリ投与(患部のみ)

と点滴治療方針に決まった。


春から夏にかけて・・・それは爆発的スピードで増殖することになる。

当初から覚悟はしていたが、日に日に自壊と増殖を繰り返す日々となった。


これこそが、ガンの増殖力なのだ!と思い知らされた。


これだけの大きさ故、違和感を感じながらも食欲は80%くらいはあったのだ。

食事にクスリをまぶし、注射器で喉奥に流し込む日々。

消化酵素のことなど考えも及ばなかった。

只管、栄養を摂ってほしいと願うばかりだった。

腫瘍は自壊と拡張を続け、このような肉片となり零れ落ちる。

腫瘍の一部なのだが、これほどの肉片(腫瘍)に。


メラノーマ(悪性腫瘍=ガン)の恐ろしさをマジマジと体験する。


夏頃から、完全介護状態に。

同じベッドで寝ているのだが、毎日血と膿と腫瘍の肉片で塗れる。


点滴の講習を受けて、自宅で一日おきに点滴の日々。

既に、自力では歩けない。

トイレは一日に5~6回ほど、抱きかかえて外に連れ出し、

膀胱や腸を刺激して排泄させる。


既に右側の口の一部しか余裕が無いほどまでに、口腔をメラノーマで占められた。


元々40kg超あった体重も、半分ほどにまで激減する。


良いといわれる自然成分のクスリを多数試みるが、一向に効き目は無かった。

最終的には、このサイズにまで肥大する恐ろしさ。


愛犬は静かに静かに眠るように逝ってしまった。


享年14歳11ヶ月25日。


メラノーマ(悪性腫瘍)と対峙した11ヶ月間。


まざまざと見せつけられた。


これがガンの恐ろしさだ。