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Kangaroo-馬場美容室

〜 皮脂は肌に必要不可欠 〜

2017.06.02 01:38

 皮脂の過剰な分泌は、脂性肌やニキビ、吹き出物などの原因になる… 

なので、多くの方々は皮脂に対して「汚れ」というような、 

良くないイメージを持っている人が非常に多い。 


 メーカーさんのCMの影響も大ですが ^^; 


でも、皮脂は悪者じゃなくて、皮脂が作り出す薄い皮膜によって 

「皮膚を守る」健康な肌作りに欠かせない存在であり 

様々な影響から皮膚を守るための味方なのです。 


皮脂とは皮膚の内側で脂質を蓄積する皮脂腺から分泌される 脂質成分で、

主な成分は中性脂肪、それが毛穴を通り 皮膚の表面に押し出されます。 

皮膚表面に分泌された皮脂は汗と混ざって、 皮膚表面を覆う皮脂膜を作る、

これが皮膚のバリアとなります。



 皮膚の表面を覆っている皮脂膜は、 

皮膚から水分が蒸発することを防ぐフタの役割をし、 皮膚や毛髪にうるおいを与えてくれます。 

また、外部の刺激から皮膚や毛髪をガードしてくれる働きがあり、

 さらに、皮脂が皮膚に常在する細菌によって分解されることで 脂肪酸が生じ、

肌を弱酸性にする作用もあります。 


肌が弱酸性の状態を保持していると、雑菌が繁殖しにくくなり、 

肌の環境を守ることにつながります。 

 


皮膚における皮脂の役割

 • 美肌作用…肌にうるおいや柔軟性を与える

 • 保護作用…角質層が過剰にはがれるのを防ぎ、肌荒れを予防する

 • 保湿作用…体内の水分が蒸発するのを防ぎ、水分をキープする

 • 殺菌作用…肌を弱酸性に保ち、雑菌が繁殖しにくい肌を作る 



 皮脂の分泌量は、性ホルモンの影響を大きく受けます。

 思春期から成人にかけて多く分泌され、 女性は20歳代をピークに減少します。

 男性は20~40歳代にピークを迎えた後、 加齢とともに減っていきます。


 皮脂の分泌が適量の場合は皮脂が肌環境を守ってくれますが、

 皮脂の分泌が減少すると皮膚の水分が蒸発して乾燥し、 しわや肌荒れのほか、

アトピー性皮膚炎などを 引き起こすことがあります。 


反対に、分泌が過剰になると、 皮脂を好む常在菌が増えて脂漏性湿疹やニキビ、

 吹き出物などができやすくなります。 

皮脂の分泌が多すぎても少なすぎても、 肌への悪影響が見られます。 

うるおいのある美しい肌を作るためには、 肌の水分を保持することが大切になります。

 肌の水分を保つためには、皮脂の働きが必要不可欠です。 



洗わないと気が済まない、

という意識が元で 安価で強力な鉱物系の洗浄剤による洗浄により 

皮膚表面の皮脂が減少しバリア機能が低下する。 

程よく洗浄できるというような洗浄剤でも、 回数多く洗浄してしまえば、結果的に取りすぎます。



 確かに洗浄すれば、気分は良くなるし 肌や髪は軽く感じます…が、

その気持ち良さは、 皮膚的には乾燥状態なのかもしれません。 


ただ単に、気分と習慣に促されるのではなく、

 もっともっと、自分の五感を働かせて 自分のベストコンディションを探しましょう。 


安全のこだわり製品販売だけでなく、

 使い方のアドバイスなどもしていますので 問題を抱えて解決策をお探しの方は、

 ぜひお気軽にご来店ください。



徳島県三好市池田町マチ2507-10 

TEL 0883-72-0420       馬場美容室  


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