「お寺ライブ『善音会』～ぜんのんえ～ Vol.3」無事に終了しました

5/27に開催した「お寺ライブ『善音会』～ぜんのんえ～ Vol.3」無事に終了することができました。おかげさまで「善き音」を機縁として子どもから大人、年配の方まで多くの方に足を運んでいただき、共に楽しみつつ共に手を合わすご縁を頂戴しました。

長い期間を要して準備を進めてきたのも今日の日を万全に迎えるためです。
当日は快晴。まずは汗ばむ陽気の中オープン前の最終セッティングです。

今回は初となる外部からの飲食出店。「深草」さんと「cafe mii」さん。
それぞれ個性的なブースに仕上がっていきます。

子ども達の太鼓搬入。この日は別会場でも演奏があり本日二回目のステージ。
スタッフ達と一緒にしっかりとまかないのご飯を食べて本番に備えます。

会場設営と同時進行で本堂内は音響チェックとバンドリハが進んでいます。
Tykun宇野氏による音響セットは今回も強烈です。本気すぎます（笑）本堂内で聞くのが一番おすすめです。外ではなるべくリラックスして聞いてもらえるようにと調整に余念がありません。照明機材もオペレーター役のスタッフが最終確認。

そして15：30、予定通りオープンに間に合いました。お客さんも徐々に来場。
飲食ブース「zennon cafe」では「深草」さん「cafe mii」さんと共にスタッフ「テラオヤ」ブースも。今年は『地産地消のいのししカレー』。

オープニングを飾るのは「須佐こども太鼓」。

まずはちびっこチーム。

続いて上級生と交代し最後はエースチーム。毎週一回の練習の成果が充分に発揮されてました！この後住職あいさつに続いて皆で本堂でお勤め。阿弥陀さまにご挨拶してから本格的にライブスタートです。

ますは『善音会』のハウスバンド「Ｔｙｋｕｎ」。いつもはパワフルなステージが持ち味ですが今回はドラムレスなアンビエント構成。彼らのサウンドがこの『善音会』の音の基盤となっています。ゆったりじわじわと深くもっていかれます。

川のせせらぎと共に風の流れに乗って聞こえてくるエレクトロな音の中に絡んでくるギター音が何とも心地良い。お寺の前のこの辺で聞く音もある意味とても贅沢でした。

続いて「逆瀬川剛史 / 田中昭太」。まずは逆瀬川くんのソロでの幕開け。彼のギタースタイルはそんじょそこらではなかなか聞けるものではありません。美しいアコギの音色が本堂に響きやさしさを増していきます。

そして田中くんも登場しデュオでのステージ。二つの音が一つのこれまたやさしくかつキレのある音に。それぞれの個性が重なり合います。

馴染みのある曲もアレンジが変わるとまたその響きも変わってきます。
多くの逆瀬川ファンのみならず会場が魅了されました。

今回もＰＡは安定の長野氏。安心して任せられるということは本当にありがたいことです。テラオヤスタッフも照明がんばってました！

飲食ブースも物販ブースも音を聞きながらおしゃべりしながらゆったりした雰囲気。
「深草」さん「cafe mii」さん共にそこはプロの味。さすが！とうなずく料理ばかり。「テラオヤ」のおふくろの味（笑）と加え、どのメニューもとても美味しくて食べ過ぎました（笑）チャイやハーブティーなんかも出していただきほっこりと食を楽しむことができました。

夕陽が沈みだした黄昏時。いよいよトリの「Rue de Valse」が登場。
お客さんとの距離を近く！ということで急遽ステージを前方に。

アコーディオンとギターにパーカッションが加わり、現在地が宇美町障子岳から一気にフランスパリへと時空を超えます（笑）柔らかくそしてテクニカルな演奏は会場の雰囲気を一変させる力があります。子どもから大人までほんわかしつつ自然と体が揺れていきます。
そして「じゃあみんなで手を繋いで大きな輪になって踊りましょう！」の一言で…

みんな踊る踊る踊る！（笑）手と手を繋ぎ合って大きな輪、そして熱くやさしい和となりました！Rue de Valseさんのエンターテイメント力には脱帽です！

「善き音」の縁によって「繋がる」「支えあう」「認めあう」。この『善音会』の大切にしていることがひとつかたちとなった瞬間でした。知ってる人も知らない人も。繋がり合い支え合いながらの一人ひとりの存在。であるなら皆仲良く手を取り合って共に生きていければ素晴らしいと思います。そんなことを再確認し生きる勇気や元気としてもらいたいと願う場所がお寺です。楽しみや喜びから始まる人や地域とのご縁、お寺とのご縁、仏さまとのご縁。

ライブが終わって「テラオヤ」女性チームはイケメン逆瀬川くんと一枚。男前はつらいとこですね（笑）女性チームは「zennon cafe」や「物販ブース」、常設している「キッズルーム」を担当してくれています。いつも明るくワイワイと関わってくれることにとても感謝しています。みんなありがとう！お疲れさまでした！カレー美味しかったよ！（今年は完売でした！）

そして最後は恒例の打ち上げ。「テラオヤ」男性チームは自分たちが組み上げた客席で格別の一杯を。（当然一杯では済まず大量にですが…笑）ミュージシャン達も残って参加してくれて皆で飲めや歌えやの盛り上がりでした（笑）男性チームは事前の準備から機材の搬入、ライブでは随所に動き片付け撤収までその殆どをやってくれています。小さい頃からの幼馴染や近所の顔馴染みに加え、新しく障子岳に来た人たちも一緒になって取り組んでいるチーム「テラオヤ」。男性チーム・女性チーム。様々な行事やイベントで力を貸してくれるみんなの存在が無ければ何もできません。また今回のライブを機縁に音楽好きの数名が新たにスタッフ加入宣言をしてくれました！私も参加から参画してみたい！という方。スタッフ随時募集中です。思いを共にしましょう！

お越しいただいた皆さん、ミュージシャンの皆さん、スタッフの「テラオヤ」のみんな、多くの方に感謝しながら無事に終演です。次回『善音会』vol.４に向けて、更に善き音とのご縁、人とのご縁、地域やお寺とのご縁の場となるよう努めて準備していきたいと思います。本当にありがとうございました。
合掌
浄土真宗本願寺派　円浄寺　住職　藤木教行