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石州流茶道教室

「卯花墻」〜銘が道具を引き立てる〜

2017.06.02 20:00

銘「卯花墻」の志野茶碗。

石州流の開祖、宗関公(片桐石州)が歌を箱書きに残したことが知られています。


山里の卯花墻(うのはながき)の別つ路

雪踏みわけし 心地こそすれ


山里の真っ白な卯の花の垣根の間を通るとき

雪を踏み分けていく感じがする

想像しながら、この茶碗の景色を見ると、より一層、この茶碗を楽しめることでしょう。


卯の花の時期は、4月〜5月です。新緑の季節でもあるので、抹茶が入ってるほうが、実際の風景には近いかもしれませんね!


※志野茶碗 「卯花墻」

大萱牟田洞窯(おおがやむたぼらがま)、現在の岐阜県可児市(かにし)で焼かれた志野焼。8つの国宝の茶碗のうち、国産2椀のうちの1つ。