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バモティータイプR

設備配管

2017.06.03 03:16

少し前に仕事行ったトコ…

搬出した後の写真で申し訳ないんですが…


この基礎の目一杯で…右の乾燥機と同じくらいのサイズの洗濯機(W1300×D1700×H1600・約600kg)を搬出しまして


最初は元請けが切離しや後始末とかで電気屋と設備屋や(別場所にある乾燥機の排気ダクト有り)ダクト屋入れなきゃいけないな~って言ってたので…


後で入れる予定の家庭用洗濯機2台分の給水配管含めて、ウチで全てやってあげるよ~って(^_^)



まぁ、1人でやるのも…


「お客さんの見た目」的に不安にさせると思うから、知り合いに応援に来てもらいまして…


コッチがダクトの切離しや後始末してる間に、形の指示だけして応援部隊?に給水は任せてました(もちろん、給排水工事の素人じゃないので)


で、昨日元請けに「水漏れしてるんじゃね?」って言われて現場行きましたが…


わかりやすいので、設置前の写真を引用しますが、新設したのはこの黄色の部分…

漏れていたのは、塩ビ配管接続部と、カランの取り付け部

要は…

前者は接着不充分

後者はシールテープの巻き方が甘い


一応、試運転?はしたのですが…

最後に水流して床掃除した時、床排水が建物側で詰まっていててんやわんや(´д`|||)

そちらの拭き取りでエラい目にあってたのと…

漏れが微量過ぎて、気づきませんでした(-_-;)

まぁ、どんな言い訳しようがコチラの落ち度は揺るぎませんがね…

彼らに任せたのも自分ですし…

カランの方は、一旦外して…

シールテープを巻き直して完了

塩ビ管の方は、この異形ソケットとエルボーの接続部から漏れてると認識


ココをそっくりそのまま作り直しました(^^;



まぁ、カランの方は…

案外よくある…ってより、理解してない人?がするとよくある(笑)


塩ビの方は…


ちょっと意味不明だった(笑)


まず、塩ビの方で説明すると…


注意点は

給水みたいに「圧」のかかる側は、オス・メス両方に糊付け(エスロン)する


後は奥まで差し込む



…以上(笑)


ただ…

メス側…

奥にこんな段がついてます

ちなみに…

エスロンつけずに、奥まで差し込んだのはこんな感じ


でも、エスロンつけると…


潤滑剤の役目もあるし、塩ビ管の表面を溶かすので…

実際は、さっきの段に当たるまで入り込んで…


さっきのとは、このぐらいの差があります


だから、力の無い設備屋さんや丁寧?な設備屋さんには


配管を縦に持って、上から体重かける人もチラホラ…


コレが奥まで入ってないとか、全周にエスロンがついてないと…


水圧かかった時(試運転時?)


接続部が弾けて放水…ってコトになります( ´艸`)


作業に慣れてきた頃に、奥まで差し込んだつもりが入ってなかった…ってのも、結構あるみたいですがね(-_-;)


今回…


あくまで予想ですが、全周に糊付いてなかったけど…


建物の水圧が弱かったから、じんわりお漏らしにとどまったのかな?と…



フツーは弾けるし、通水して触った時も濡れてなかったから…


気づかなかったのかな?と…



次にシールテープの方ですが…


コレ実は、蒸気等の高圧配管してる人と、水道しかしたことない人とは考えがちょっと違います。


基本、鉄管等の金属配管は…


オス・メスのネジのクリアランスが狭いので

このネジ幅に目一杯シールテープを巻くんじゃなく…

真ん中に3巻ぐらい…

指(の腹)で押さえつけて、クルリと回してシールテープをネジ山に馴染ませる…

コレで10気圧あろうが20気圧あろうが大丈夫です。


逆に先端の1~2巻は巻かない人が多いです。


何故なら…


ネジは最初のかかりが大事で、斜めにかかってしまうと、最後まで斜めに…


1度そうなってしまうと、もうネジは使えない…


シールテープ巻くことによって、かかりが悪くなり斜めに入る可能性がグンと上がるから…


そのリスク回避の意味もあります。


↑のはまだマシですが…


ネジの幅(長さ?)が、1.5倍ほど長くネジ切ってあるのもありますが…


基本、真ん中に3巻(または4巻)ぐらいで充分です。


中には、ネジ先端からエンドまで…


キッチリ巻いてる人もいますが、見てて素人だな~って思います(笑)


あくまで、金属配管の方ですが…



そして、水道の方

コレは給水カランですが、シールテープの幅がこんなもんなので、ネジ部に巻くのは同じ巻き方…

ただし、水道の方のオス側?が少し小さすぎるのか…


シールテープ無いままネジ込むと、ネジピッチ違うのか?ってぐらいクリアランスが広い…


ガタがあります。


なので、通常配管みたいに3巻程度ではスカスカ…


シールテープがシールしてくれません(´д`|||)


最低、5巻以上はしないと…


だから設備(水道?)屋さんは、アホほどシールテープ巻きます( ´艸`)


ただ、巻きすぎると…

相手が金属のバルブソケットの場合ならまだマシですが(でも注意が必要)

こういう塩ビのみの場合は…


先端までグルグル巻いたりすると、もれなく斜めに入って行く可能性は限りなく高いです。


上の金入りと下の無しでは、単価が5倍ほど違うので、安い方買いがちですが…


ソコをわかってないと、もれなくやり直しです(笑)


あと、シールテープを巻きすぎた場合も…


いくら馴染ませても、ネジ山が低い状態になりますから、金入りでも簡単に斜めに入っていきます…(-_-;)




これらを踏まえて、高圧配管からスタートした人が水道やると…

最初は「あれ?全然シールテープ効いてないじゃん」って組み付け時に感じ…

2~3度やり直しするかもしれませんが、巻数増やしててアジャストしていきますので、たいした問題は出ないんですが…



逆に設備屋上り?が高圧配管すると…


シールテープを巻きすぎるので、斜めに締め付けて漏る…ってのは、よくあります。


適材適所じゃないですが…


クリアランスに合ったシールテープを巻けば、何ら問題ないんですが…


最初に沢山巻く方から覚えると、少なく減らすのに不安が出るんでしょうね…



あと、昔はガス管とかも鉄管だったので、こんな下手なミスする人も少なかったですが、今は鉄管なんて殆ど使いませんし…


水道の方もポリ管が普及して、中学(もしくは小学生?)図工レベルの作業…


最近の、ココからスタートしてる人には、ぶっちゃけ期待出来ませんよね(笑)


今回のカランの方は、巻数がどうやら足りなかったみたいです。


外す時…


手で簡単に外れましたから( ´艸`)



そりゃ漏れるよね…



私と同じ業界に20年以上いる人なんですが…


今後、応援で使っても大事なトコは任せない…

てか、腕の信頼度皆無になったので、2度と使わないかも?( ´艸`)



その経験年数でこの程度では…


今後も変わらないでしょうし…




仕込んでる最中の、お弁当屋の従業員の方が信頼出来ますな(笑)