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各社人事が問題視する「リモートワーク」の具体|ビズリーチ調べ

2021.12.06 00:05

【金融報道】 令和三年十二月二日にVisional(4194.TM)グループのビズリーチ(代取:多田洋祐)は、企業の人事担当者を対象に『リモートワーク(RW)における人事評価の問題点』に関するアンケート調査を公表した。有効回答数は三百十六件。


同社は、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」を企業へ提供している。


本アンケートの結果、RWを実施している企業の内、四十七㌫が人事評価における問題が新たに発生、又は既存の問題が拡大したと回答。コロナ禍に伴い、多くの企業でRWへの移行が進んだが、今後の働き方の変化に合わせて各社は、人事評価や従業員間のコミュニケーションの在り方についても対応が必要になる、と同社は考える。


RWによって新たに発生した問題を具体的に質問した。六十五.八㌫が「チームでのコミュニケーション状況の把握・評価ができない」と、五十七.三㌫が「モチベーションや感情といった業務外の面の把握・評価ができない」と回答した。多くの企業では、実績や成果だけではなく、コミュニケーション状況やモチベーション等の「定性的な観点」を踏まえた人事評価が行われていると推測。


RWにより、従業員同士や上司・部下間の対面でのコミュニケーションが減る中、定性的な情報の把握や評価が困難だ、と多くの企業が感じている事が鮮明になった。



RWの人事評価の問題点としては、「評価者による評価のバラつき(四十八.二㌫)」と「評価基準が曖昧(四十五.五㌫)」という回答が多かった。RW下では、実績や成果以外の情報把握が難しくなる為、評価者による評価のバラつきや曖昧さが問題拡大したと推測。


また、従業員の間接的な貢献やモチベーションを如何に把握するか、コミュニケーションの工夫が必要となる為、評価者がRW下でのコミュニケーションに秀でていなければ、人事評価の難度は上がると同社は推測する。


=フリー回答(一部抜粋)=


Q1,RWにより、新たに生じた人事評価の問題

A1.1,プロセスではなく成果がより評価されるようになった


A1.2,業務以外(モチベーション・コミュニケーション状況等)の把握の問題


A1.3,評価制度の問題



Q2,新たに発生した問題の解決に向けて実施している事

A2.1,1on1フィードバックの頻度を高める


A2.2,人事評価制度の変更


A2.3,システム・テクノロジの導入


画像:㈱ビズリーチ