ドクター異邦人
イ・ジョンソク、パク・ヘジン2大スター競演の超話題作!運命に引き裂かれた男女の美しくも切ないラブストーリー。
番組概要
4人の医師たちが南北の陰謀に巻き込まれ、運命に翻弄されていく――。何度離れても運命に導かれるように出会い、再び愛し合う男女の美しくも切ない愛を描いた究極のラブストーリー!
「君の声が聞こえる」「ピノキオ」などヒット作の主演を務め、韓流新四天王として名が挙がるイ・ジョンソクが、天才医師を熱演し、その演技力を高く評価された。ライバル役には「星から来たあなた」「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」で人気のパク・ヘジンが、野望を秘めたクールな医師を演じる。また脇を固めるキャスト陣からも目が離せない!大ヒット作品「未生-ミセン-」に出演し、韓国で絶大な人気を得たカン・ソラが2人の男性の間で揺れ動く女性を演じ、明るく前向きな姿に共感を得た。また「蒼のピアニスト」「私の娘コンニム」で日本でも人気のチン・セヨンが、主人公フンの初恋相手ジェヒとスパイとしてフンに近づく医師スンヒを熱演。
韓国の政治家からの密命で北朝鮮に派遣された胸部外科医パク・チョルは息子フン(イ・ジョンソク)と共に北朝鮮に残ることを余儀なくされる。父と同じ胸部外科医を目指し医大生となったフンは、ある日、恋人ジェヒ(チン・セヨン)にプロポーズをする。しかし、ジェヒは父と共に粛正され、収容所へと送られてしまう。数年後、胸部外科医として軍の医学研究所で働くフンの元に、瀕死の状態のジェヒが運ばれてくる。フンはジェヒとともに脱北を図るが、再び引き裂かれてしまう。その後、フンは一人韓国へ戻り、ジェヒを探す資金稼ぎのためミョンウ大学病院で働くことに。そこへジェヒとそっくりな女医スンヒが現れる…。
登場人物・キャスト
パク・フン役 イ・ジョンソク
天才的な才能を持つ胸部外科医。生き別れとなった恋人ジェヒを探している。
ハン・ジェジュン役 パク・ヘジン
ミョンウ大学病院のエリート胸部外科長。フンにライバル心を抱いている。
オ・スヒョン役 カン・ソラ
ミョンウ大学病院の理事長の娘。ジェジュンの恋人だが、次第にフンに惹かれていく。
ハン・スンヒ役 チン・セヨン
ミョンウ大学病院の麻酔科医。フンの恋人ジェヒと瓜二つ。
各話あらすじ
第1話
1994年、朝鮮半島は戦争勃発の危機にさらされていた。この危機を回避するには心臓病を患う金日成の命を救うしかないと考えた国会議員のチャン・ソクチュは秘密裏に胸部外科医のパク・チョルと息子のフンを北朝鮮に送る。手術は成功し戦争の危機は回避できたが、パク親子は北に残ることを余儀なくされる。やがてフンは医大生となり、恋人のジェヒと結婚の約束を交わすが、彼女は収容所に送られ、フンは生体実験を行う研究所に送られる。
第2話
フンはジェヒの治療を披露するという名目でハンガリーへ行く。ジェヒの心臓を一時的に止めて死亡したと見せかけ、隙をついて病院から逃げ出して韓国への亡命を図るがチャン・ソクチュの差し金で亡命を拒まれる。北の追っ手から逃げるフンとジェヒだったが、ジェヒは川に落ち、離ればなれになってしまう。2年後、韓国で暮らしていたフンは何度も逮捕されながらも闇医者でお金を貯めながら、ジェヒを捜し続けていたが…
第3話
フンはリム氏に収容所にいるジェヒの映像を見せてもらい、何としても救い出したいと言うが、そのためには50万ドル必要だと言われる。フンはチャンイに頼まれ、ミョンウ大学病院に水の配達に行き、そこで先日、500ウォン玉を取り合った少女と会うが、その父親が心筋梗塞で倒れてしまう。執刀する医師がおらず、フンは勝手にメスを執り、患者は一命を取り留める。一方、フンはその病院でジェヒに似た人を見たという話を聞くのだが…
第4話
フンはジェヒを北朝鮮の収容所から救い出す金が必要となり、ミョンウ大学病院の元胸部外科科長のヒョンウクのチームに入ることになる。理事長は国務総理のソクチュを執刀するチームを選ぶため、ヒョンウクと現科長のジェジュンを競わせようとしていた。ある日、分院から肺がん末期の患者であるスヒョンの実母が転院してくるが、彼女はフンがジェヒに贈ったミサンガをしていた。フンもスヒョンも別々の理由で彼女の命を救おうとするのだが…
第5話
フンは理事長の命令に背き、スヒョンの母親を手術したことで解雇を言い渡される。ちょうどその頃、リムから「ジェヒを見つけた」と連絡が入るが、リムは待ち合わせの場所で事故に巻き込まれ重傷を負う。フンの応急処置の甲斐あって、リムは一命を取り留めるが、ジンスによって病院から連れ出されてしまう。必死でジェヒの行方をつかもうとするフンだったが、チャンイの母親にジェヒは収容所で死んだと告げられる。
第6話
フンはスヒョンに協力してもらいジェヒに似た女と会う。だが彼女はフンを知らないと言い張る。実はジンスとジェヒはチャン・ソクチュと、ある計画を進めていて、ジェヒは麻酔科医ハン・スンヒとして、フンに近づこうとしていたのだった。ジンスらはフンをミョンウ大学病院本院に復職させるために、ソクチュに理事長を説得してもらい、またスンヒを本院に異動させることにする。フンは諦めきれずスンヒの正体を暴こうとするが…
第7話
スンヒがジェヒではないということに納得できないフンは「自分と心拍が同じ人は運命の人だ」と言い、スンヒを抱き締める。スンヒを麻酔科医として自分のチームに入れるにはスパイでないことを確かめる必要があると感じたヒョンウクは、スンヒに健康診断を受けさせる。一方、チェ院長はフンの父親が北へ行くことになった経緯を打ち明け、フンに父親の遺品を渡す。そして父を北へ送った張本人のソクチュの手術をするよう勧めるのだが…
第8話
フンはソクチュの心臓手術の執刀を懸けたジェジュンチームとの対決に乗り気ではなかったが、双子の赤ん坊の命を救うために参加を決める。ソクチュは野心があるジェジュンを気に入り、自分の執刀担当をフンからジェジュンに替えようと考え、スンヒにジェジュンのチームに入るよう命じる。ジェジュンチームの第一助手がスヒョンであることに不満を覚えたウン・ミンセ麻酔医がフンのチームに入ることになり、ソクチュの意図どおりの展開になるのだが…
第9話
二転三転して結局、スンヒはフンのチームに入ることになるが、急に麻酔担当を降りる。実は指示に逆らった件でソクチュに呼び出されていたのだった。スンヒがジェヒだと知ったソクチュは再びフンを勝たせようとする。スンヒは急いで病院に戻り手術に合流するが、ジェジュンのチームに大幅に後れを取っていた。さらにスヒョンが致命的なミスを犯し、フンのチームは負けてしまい、ジェジュンらは喜ぶが・・・
第10話
ジェヒが北のスパイだと知ったフンは一緒に密航して、韓国から脱出しようとするが、ジンスに捕まり、連れ戻されてしまう。手術対決に負けてしまったジェジュンは理事長のジュンギュに再度、機会が欲しいと頼むが、すげなく断られる。一方、ジェジュンの正体を知ったソクチュは対決をやり直す口実があるからとジュンギュを説得する。ソクチュはヒョンウクとフンがスンヒの医療記録を不正に見たことを把握していたのだった。
第11話
ジェジュンはフンに金と引き換えに総理の執刀を譲ってくれと頼むがフンはきっぱり断る。ジェジュンは理事長と示し合わせて、フンがスンヒの医療記録を無断で見たことを警察に通報し、釈放と引き換えに総理の手術チームを決定する対決を3回勝負にしようと持ちかける。折しも心臓内科の医療事故によってショック状態に陥った患者が入院し、フンはその患者の手術で勝負しようとジェジュンに持ちかける。
第12話
心臓内科の医療事故により心停止を繰り返している患者を手術することになったフンだが、心臓内科の科長に妨害されてしまう。理事長はやむなく、その患者の手術で2回目の勝負をすることを許すが、「手術をしたほうが負け」という条件を出す。フンは患者の息子に必ず手術すると約束したが、チャ・ジンスの脅しと監視により手術を諦めざるを得ない状況に陥る。ジェジュンは患者の息子と自分の子供時代を重ね合わせ、心が揺らぐのだが…
第13話
ジェジュンは理事長が制止したにもかかわらず心臓内科の医療事故で危険な状態にあった患者の手術を始める。ところがボンヒョンが誤って血管を破ってしまう。見るに見かねたフンが手術に加わり、事なきを得る。患者は助かったものの、医療事故があったことを知った患者の夫は訴訟を起こすと言いだす。理事長はスヒョンに、訴訟を止めれば、ジェジュンやチームのメンバーを辞めさせないと約束するのだが…
第14話
医療事故の患者は訴訟をやめ、ジェジュンらはミョンウに残ることになったが、フンだけが解雇されてしまう。一方、ソクチュはフンの母親を利用して、フンを言いなりにさせようとするが失敗に終わる。ソクチュの手術は第一大学病院が担当することに決まったが、問題が生じ、結局、ミョンウが担当することになる。フンはミョンウに戻り、再びジェジュンとソクチュの手術チームを決める対決を繰り広げることになるのだが…
第15話
3度目の対決で補助人工心臓を埋め込む手術をするはずだったフンだが、執刀直前に患者が血液凝固障害であることを知らされて埋め込み手術は難しいと判断する。窮したフンは家族の患者の同意を得ずに左室形成術という難易度の高い手術を行う。手術は無事に成功したが予断を許さない状況のため、覚醒させずに様子を見ていた。だが手術は失敗したのではないかと疑い始めた家族によってフンは窮地に立たされるのだった。
第16話
スヒョンはスンヒがジェヒだと知ってしまう。傷つくスヒョンや戸惑うフンを見て、スンヒはソクチュに談判に行く。大統領の手術チームからフンを外して、ジェジュンを入れること、そしてフンと母親の安全を守ることをソクチュに約束させる。そしてフンには病院へしばらく行かないように言う。ソクチュはジェジュンに自分の手術をするように頼み、形だけの対決を促す。ところがフンの所在が分からず、結局、ヒョンウクが対決に臨むことになるのだが…
第17話
久々の手術で緊張しミスをしてしまうヒョンウクだったが、フンが現れ事なきを得る。対決はまたもや引き分けになり、再度、対決をすることになる。僧帽弁狭窄症という病気の患者を手術することになるが、ジェジュンが担当するのはチギュの妹アヨンで、翌月、結婚を控えていた。手術をすれば子供を産めなくなると聞いたアヨンだが、別の疾患による症状だと分かり、手術を遅らせれば子供も産めると聞いて、チギュに判断を委ねるのだが…
第18話
最後の対決でフンはチギュの妹の手術を始めようとしていたジェジュンを止め、患者を交換し、結局、手術をやめてしまう。そしてフンは敗者となり、ジェジュンが総理の手術を執刀することになる。ジュンギュは喜び、ジェジュンに理事長代理を務めさせることにする。ミョンウ大学病院が総理の手術チームに選ばれたことと、ジェジュンの理事長代理就任を祝うパーティーが開かれるが、その席に警察が駆けつけ、サンジンは贈賄と横領で逮捕されてしまう。
第19話
ジェジュンはジュンギュの前で、自分が20年前、医療事故で死亡した者の息子イ・ソンフンだと打ち明け、謝罪を求める。激昂したジュンギュは倒れてしまうが、フンによる緊急手術で一命を取り留める。結局、ジェジュンは病院を去ることになり、フンが大統領の手術を担当することになる。大統領は1週間以内に手術をしなければ危険な状態になり、フンが左室形成術を行うことになる。そして手術の前にソクチュの企みを大統領に知らせるのだが…
第20話
手術後、大統領が計画どおり昏睡状態に陥ったと思っていたソクチュは大統領の前で自分の企みを明かすが、実は大統領は覚醒していて、すべて聞かれてしまう。大統領はフンたちを裏切り、ソクチュを許す代わりに、フンたちをソクチュに引き渡してしまう。ところがソクチュはチャ・ジンスに胸を撃たれてしまい危篤に陥る。フンはジェヒの制止にも関わらず手術して、ソクチュは一命を取り留める。フンとジェヒは身の安全のため逃げようとするが…