菅原天満宮(すがわらてんまんぐう)
島根県松江市宍道町にある菅原天満宮は、菅原道真をお祀りする神社です。
↑ 一の鳥居
↑ 唐獅子
菅原道真は平安時代の学者・歌人・政治家として有名です。
宇多天皇に重用され、出世をしますが、最後は藤原時平によって九州・大宰府へと左遷され、失意のうちに亡くなり、朝廷に祟りをなすものとして畏れられ、その後神として崇められるようになります。
↑ 参道
桜の頃は綺麗なのでしょうね(^^)
↑ 二の鳥居
両脇には、唐獅子・狛犬では無く、牡牛と牝牛が出迎えてくれます。
↑ 牡牛と牝牛
↑ 略志
ここには、菅原道真の出生伝承の一つが残る場所です。
この菅原天満宮には、道真のの先祖である野見宿禰(のみのすくね)の分骨されたお墓があります。
野見宿禰は、天穂日命の子孫です。
今の出雲大社の宮司千家家と、同じご先祖と言うことになります。
野見宿禰は島根県安来市にある能義神社の神職として天穂日命をお祀りしていました。
力が強く、時の天皇の前で力比べ(相撲の原型)を行い、見事勝って天皇に重用されます。
年老いるまで天皇に仕えた、野見宿禰は出雲の地へ帰りたくなり、帰郷しますが、その途中、現在の兵庫県で亡くなります。
火葬にされた野見宿禰を慕って、出雲から来た人たちによって、野見宿禰は分骨されて、この地へ埋葬されたと言われています。
↑ 菅原天満宮の境内にある野見宿禰のお墓
↑ 案内板
野見宿禰と能義神社については↓↓↓↓↓から
この野見宿禰のお墓詣りに来た、菅原道真の父がこの地に住む娘を見初め、生まれたのが菅原道真と言われています。
↑ 境内と拝殿
↑ 拝殿
↑ 本殿
菅原道真をお祀りする神社と、野見宿禰の眠るお墓。
ここに来れば文武両道の御利益があるかも知れませんね(^^)
神社だけでなく、野見宿禰のお墓にもお参りしてみてください(^^)