地方で音楽を鳴らし続けるには
2017.06.06 14:27
5月最終土曜に秋田市JAMHOUSEにおいて、kan sanoのライブを観る。
中央にステージが設けられ、観客を360°に配したスタイルが斬新だった。プレイヤーとの距離感というものは、大手のイベント会社よりも街のイベンターが手がけたものの方がより近い。そこにプレイヤーと観客とのコミットが生まれやすい。
Kan君のライブ後、永楽で打ち上げをしていたら前の席にorigamiの代表対馬氏がたまたま座り、地方における音楽シーンのあり方について意見交換できた。熱量のある人がインディペンデントな活動を継続していくと、まわりには自然発生的に同調者が増えていく。近い将来、地方と都市部の距離感は限りなくゼロになる。そんなときに頼れる仲間やサポーターが全国各地に存在していることが強みになるはず。
逆に言うと、地道に、しかし確かな熱量で活動してきた地方アーティストならば都市部を中心に活動しているアーティストにも影響を与えうる。つまりは相互作用なのだ!
情報があらゆる方面から降り注ぐ現代だからこそ、顔の見えるコミュニケーションと、お互いがお互いに支えあうプロモーション。そういう環境が整えば逆輸入的な発想で、地方アーティストも都市部から光を与えられることもあるだろう。
とにかく酔いすぎて、話に脈絡がなくなってしまったが、対馬氏の言葉がビンビンに響いた夜だった。
(KAMIYA)