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kojinkai

日本一周ツアーの終わり@小5地理

2017.06.07 14:30

ついに今週で日本一周ツアーが終わってしまいます。

前回の私が作ったまとめテストで点数が取れなかったことが

よほど悔しかったのか、生徒たちの授業中の集中力は高く、

メモのポイントも完全に私の価値観と一致しています。


私は言います。


「言葉の意味を大切にしなさい。

例えば今回、リアス海岸っていう言葉が出てきて、これは

実際は三陸海岸から始まってもう4回も出てきている。

そもそもなんでリアスっていうのか、そこはどういう場所なのか、

そんなのはリアス海岸って何十回書いても見えないだろう?

覚えるっていうのは、何度も書くことじゃない。

理解することなんだ。

なんでなんだろう?どういうことなんだろう?

そんな探究心を忘れたら、先生の授業は絶対に

面白くなんてなくなるよ。

俺だってそんな気持ちで聞かれたら嫌だ。

だから、分からない、分かってないかもしれない、

そんなことがあれば積極的に聞いてほしい。

授業止めてもいいから。」


「ちなみに、リアスというのはスペイン語の”入り江”から

きた言葉だよ。スペインの海岸線を見ていこうか。

(すごい・・・)

海岸が入り江でいっぱいならリアスなんだよ。

じゃあ、質問ね。ここは潮の流れが普通より速い?遅い?

(遅い!)

なぜだね?

(出っ張ってるところが邪魔になるから!)

まあいいか、それで。笑

こういう土地は、潮の流れが遅いから

日本においては養殖なんかによく使われるよ。

昨年合宿来た人はちょうど良かったね。

長崎のリアス海岸では、何の養殖をしてると聞いた?

(タイと真珠!)

よく覚えてんなぁ。笑

こういう場所がリアス海岸だ。」


いちいち対話するから、

時間かかって、もう最近では理科の授業を

ギリギリまで削らないと間に合わないくらいだけど、

ちゃんと生徒のために時間をストップして、

全員が前傾姿勢で頷くまで対話します。

そして、全員がメモし終わるまで待ちます。


これが、今期のうちの社会科のスタイルです。

もう生徒というよりは研究生です。

あらかじめ予習もして来てもらっていますし、

それを通して疑問を持ち、いちいち全部解決していく、

そんな学習の環境を作ってみました。


「ここでやる社会、大好き!!!

めっちゃ面白いし分かるから!!!」


そう言ってもらえるととても嬉しいです。

しかし、それは彼ら彼女らがしっかり目まぐるしく

考えているからでしょう。


地理は暗記の教科ではなく、考える教科です。

それをこれからの授業においても存分に

頭で、体で理解してもらうことにしましょう。