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2017.6.7 The wedding

2017.06.08 05:57

5/27〜6/4までローマ&プラハへ行き、帰国した翌々日6/6は祖母の四十九日法要と怒涛の行事ラッシュを締めくくる挙式を無事に6/7、終えることができました!

なぜこんなことになったのかというと、そもそも海外行きが2月には決まっており、3月半ばにふと母と話していた時に「祖父母はまだ、自分の孫のウェディング姿を見ていない」と聞いたことで挙式を企てたのは良いけれど夫の仕事の都合で6月頃にしか休みが取れず、帰国後すぐの日程になったのです。


さらに祖母が3月末に体調を崩して入院、4月半ばに急逝してしまったので、四十九日法要が挙式前日に行われるという変な状況になってしまいました。


まだギリギリ(?)元気だった頃に祖母へも挙式をするという話をして、ドレスも一緒に選んでもらっただけに、わたし側の不幸だし祖父が楽しみにしていたし挙式の日取りは延期せずに実行しようと決めたのです。


しかし、偶然にも挙式打ち合わせの日は祖母の逝去翌日となり、葬儀打ち合わせの日とも重なってしまったので気持ち的には挙式の打ち合わせどころではない状態でした。


それでも、もともと親族のみの挙式だったこともあり、あまり深く考えず式場の方にほとんど丸投げした感じで打ち合わせは終わり、帰国当日にドレスの最終フィッティングをするという本当にドタバタしたのが逆に良かったのか、とてもリラックスしてアットホームな式を挙げることが出来て良かったです。

申し訳なかったのは、このドタバタに巻き込んでしまった夫の持参するものをほとんど用意できておらず、

タキシードスーツの下に履く股引(パッチ)がヒートテックになってしまったということですね。


パッチって用意するんだ、とみんな驚いていましたが、レンタルの衣装屋によって異なるのでしょうか。


少なくとも6月の挙式でヒートテックはあまりにひどかったな、と猛省する次第であります。


挙式当日もまだ、時差ボケと四十九日法要の疲れが残るわたしは、

あろうことか15分も遅刻してしまい(ごめんなさい)

夫の準備が整って控え室に入ってきたときには、

まだアマゾネスのような補正下着姿でウロウロしていました。

「なんかガンダムみたいやな」

という夫の笑う声に見送られて(?)なんとかドレスにイン。


綺麗になる前を見られて、もはやロマンチックのかけらもない笑

さらに、挙式のリハを行なっている最中は歩き方が分からない、何がどうなるのか分からない、なんか変、てなことで二人とも大笑いしまくり。


本番も絶対笑ってしまうから親族と目を合わせるのだけは避けよう、

と心に誓いました。


本番直前には「この曲が終わったら扉が開くので入ってくださいね」と言われたその曲が、2〜3分続くのかと思いきや、30秒くらいで終わってしまい二人とも大慌て。


踏み出す足とか一応考えていたのに、結局バラバラになってしまい、

「ロボットみたいな歩き方だった」

「あんなザツい入場してくる結婚式は初めて見た」

と母にも大笑いされました。


牧師さんは一生懸命「神のアーイは…ウンターラカンターラ」みたいなことを言ってるけど、わたしは頭の中でずっと、

「なんでキリスト教じゃないのにチャペル式にしてしまったんだろう」

と笑いを噛み殺しながら考えていました。


まぁキリスト教式にした理由は、

一番安かったからなんですけどね。


あと、定番の「病めるときも健やかなるときも…誓いマースカ?」の瞬間は、

「これ、約束できんわ」とか言ったらどうなるんだろう。

なんてことを考えてしまったおバカな花嫁。


賛美歌は牧師さんが張り切って「2番まで歌いますよ」と言っているのに、オルガン奏者の方が1番の終わりにサッサと「アーメン」に入ってしまうし、なんとなくグダグダ感漂っていましたが、まぁ入籍1年経ってからの式だし、全ては笑いで済むような気楽な雰囲気でした。

ドタバタの中で打ち合わせをしたため、ほとんど何も覚えていなかったのですが、食事会のテーブル装花なども紫陽花をメインにしたちょっとエキゾチックな雰囲気に出来上がっていて満足です。


紫陽花はわたしも大好きなお花ですが、何より祖母が大好きだったので、打ち合わせのときにお花屋さんから提案され、一も二もなく賛成したお花なんですよね。

花言葉が色々あるみたいですが、季節感もあるし好きなお花に囲まれて、それだけで幸せな気分でした。


本当は写真を撮るのが一番得意だった祖母にお任せしたかった撮影ですが、愛用の一眼レフで祖父が代わりに色々撮影してくれました。


カメラのレンズを通して、天にいる祖母にも伝わっていることを信じています。


親族のみだったし、入籍後時間が経ってからの挙式なので簡素なものではありましたが、やはり挙式をしてみると「やってよかったな」と心から思います。


わたし自身も面倒臭がりだし、大変なときに挙式予定だったのでほとんど放置プレイ、夫はまったく挙式に興味がないのでノータッチ、ではありましたが、それでも親族への連絡や打ち合わせ、衣装合わせ、仕事を休むためその調整など、できる範囲で精一杯協力してくれたことに、本当に感謝しています。


二人でリハをしたり、みんなの前で改めて愛を誓う、など行うと絆が深まったような気もして、ノー挙式派だったわたしが今では簡単で良いから挙式しときなよ派に変わりつつあります。


結婚生活の幸せと苦労、その全てを再確認するためにも良かったし、本当に改めてこの先二人で楽しい家庭を築いていきたいなと思いました。


あいにく、雨が降っている中での挙式でしたが、乳幼児を連れてきてくれた方や年配の方もいたので周りの親族にも感謝、感謝、感謝です。


これで、旅行、挙式などイベントごとが一気に終わり、これから日常生活に戻ります。

でも、祖母の死や挙式などを経て、自分の中で何かが大きく変わり、少しは成長したような気もします。学んだ大切なことや、祖母の言ってくれたことなどを忘れずに、また家族や健康を大切に一日ずつ歩んでいこうと思います。