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美容師、片山の日々

美容室においての既婚者女性の心理。

2017.06.11 12:00

 

 

『このあと綺麗な髪のまま久しぶりに1人で街まで出かけるんです!すごい楽しみで!』

 

 

髪の仕上げをしている最中お客様からこんな言葉をいただいた。

 

 

その方は小さいお子様がいらっしゃって平日子供を預けるところがなく、土日の午前中に旦那さんに預けて来店して下さっていた。

 

 

名古屋市名東区は比較的転勤などで移り住んでこられた若い家族が多い街。

ここがこの方の地元であれば親も子供の面倒を見るのに一役買ってくれることであろうに。

 

 

中々自分で朝スタイリングできない現状でいつも1つ結びにしてしまって伸びきっていたセミロングの髪を

毛先が肩につかないくらいのボブにばっさり切り

前髪は眉がチラリと見えるように少し短めに、

ヘアカラーは赤味を抑えて透明感が出るようにして元々のクセを活かしたスタイルを提案した。

 

 

髪を少し濡らしてからオーガニックオイルを揉み込み自然乾燥させてクセも良い感じに動きをまとい小柄な女性にはぴったりのヘアスタイルだった。(自分で言うのもあれだけど。)

  

 

美容室の時間は日頃子供と毎日つきっきりの女性には特にとても貴重で大事なリフレッシュ時間なんだなぁと改めて感じた。

もちろん大事なのはリラックスしてもらいつつ素早く終わること。

そして、美容室に行くだけでも2時間ないしそのあとにゆっくりランチやショッピングの1人時間までとってあげるなんて、なんて良い旦那さんなんだと感心していた。

 

 

ところが、嬉しさの反面久しぶりに1人で栄(名古屋の繁華街)まで繰り出すのに少し緊張している面持ちをしていた。

 

 

『独身時代以来子供のこともあってあんまり街中に出てなくて…都会が怖い笑』

 

 

…こう言ったら失礼かもしれないが、

なんだかそんな心配をしてる若い人妻がやたら可愛く見えたので

どうか久しぶりの街中で綺麗になった髪がきっかけでナンパの1つでもされますように(旦那さんスミマセン)、と心の中で思いながら

次の髪のお約束を取り付けて深々お辞儀をして見送った。

 

 

さて、今日も頑張ろう。

明日も良い日になるといいな。では。


※この話と上の画像は無関係です。