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ファンクショナルトレーニングラボ クエスト

パーソナルトレーナー、続けたからこその変化

2021.12.04 23:44

皆さん、おはようございます!

12/〜3のスポルテック2021、無事に終了し、昨日から営業再開の通常運転です。


この3日間、感じた事。

僕が毎年ビジネスショーのブースに立つようになって丸10年。

今回は特に自分の内部の意識の変化について感じていました。


僕はトレーナーとしての仕事をもうすでに38年やっているわけですが。

自分のジムを持ち、その後完全にグループレッスンから引退してから7年ほど。

それからはほとんど毎日パーソナルトレーナーとしての日々を送っています。

考えてみたらその間に約1万回のセッションをやっているわけです。

そしてその数は毎年更新されている。

だからこそどんな場所にいても、その間に積み上げた感覚の変化は自然に活かされています。


それはどんな変化なのか?


1.観察

僕はパーソナルトレーナーとして、お客さまの動きを目で見てアセスメントします。

また表情、声のトーン、肌や筋肉の様子などを通して、今日の心と身体のコンディションを感じとります。

だからこそ観察が大切。

長時間を費やす事なく、しかし一瞬の印象で決めつける事なく、冷静にあらゆる方向から観察し、できるだけ多くの情報を収集する。

我ながら思いますが、それが本当に細かい。

エクササイズをしている姿を見ても、足の小指の先から頭の位置、手首や指の形や力の入り方まで、全身のパーツの状態を瞬時に見て取れるのです。

ただそのために大切なのは「冷静さ」ですね。


2.表現

僕はもう40年近く「人の前に立って、情報を伝え、それを受け止めた人の行動変容をする」という事を生業にしている。

それがジムのスタッフの方向け研修でも、企業でのコンサルでも、グループレッスンでも、セミナーでも、パーソナルセッションでもそれは同じ。

だから表現には敏感です。

特に気をつけている事は「余分な言葉は使わない事」

「やって行きたいと思います」

これってトレーナーでもユーチューバーでもテレビの演者でもここ数年で多用する表現ですよね。

でも僕としては疑問しかありません。

「やります」「です」で良いのでは?

「次にスクワットをやって行きたいと思います」

「次はスクワットです」

を比べて、上の表現をしなければいけない理由、そのメリットが僕には全く感じられません。

上の表現をする事で費やす時間が2秒。

これを1時間=1セッションに100回やったら200秒=3分20秒

その3分20秒を有効活用したら、どれだけお客さまにとって有益な時間になるのか?

それが1万回だとすれば・・・

なんと555時間、約20日分です!

僕はお客さまの人生でも自分の人生でも、そんな空虚で無駄でしかなく、何の意味もない時間の過ごし方、脳の使い方をしたくはありません。

だから表現には徹底的にこだわり、言葉の端々まで注意を払っています。

今回のビジネスショーでもそれの積み重ねが今の僕の表現になっている事を改めて実感しました。


そのほかにもエクササイズやフィットネスについての知識や技術なども毎年明らかに大きな変化をしています。


それらの全てが「Quest=追求」だから。

人はQuestを続けている限り、進化は止まりません。

正直に言います。

これは僕の個人の価値観なので、人もそうあるべきだとは全く思いませんし、誤解を生むかも知れませんが・・・

「ほんの小さな一歩でも毎日進化する人生でないなら、僕が生きている意味はない」

心からそう思っています。


変化は進化、深化、新化、そして真化です。