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みんな同じじゃなくてもいいんだよ

2017.06.11 18:25

キャリアコンサルタントは、資格を得るための修行中も、資格を得てからも「じぶん」というものを認識し、理解するというのをいやというほどします。


だから、自分とは全く別の人間性を持つクライエントに共感し、また同調することができます。自己理解ができていないと知らず知らずに「じぶん」が出てきちゃって同調することができなくなるんですね。


なので、優秀なキャリアコンサルタントであればあるほど謙虚に自己理解を突き詰めていっているだろうと思います。


それでぼくも、ずーっと自己理解を深めてきました。


そうこうしてるうちに「あること」に気がつきました。


それは、いつの間にか「誰かが作った価値観で生きるクセがついていた」、ということでした。


自己理解を進めていくと、本当に心からしたいことや実現したいこと、自分自身の価値観なんかが少しずつ見えてくるようになります。

と、同時に今まで気にしていた、本当はどうでもいい価値観が自分の中を占領しているのに気づきます。



〜才までには結婚して子どもがいて、自分の家をもっていて、安定した会社ではたらいて、そのために勉強して、いい大学に入って。

親もそうなるのを期待して、先生もそうなるのを期待して、少し強制されて。


自分はそういういろいろに応えられるように必死にがんばって。



というようなことにだんだん気がつきはじめます。その中には本当に自分がしたいこと、叶えたいことは入っていません。

つまり、一生懸命にどこかのだれかの価値観を満たすために、なぜだか自分ががんばっている



いったい誰のために生きてるの?


なんとなくの理想のかたちをみんながみんな追いかけて。



運良く、本当に運良く、ぼくはそのことに気がつけました。

だから、もしそういうことでモヤモヤしている人がいたら、自分自身の人生を生きられるように支援したいと思い、自分自身で仕事をすることに決めました。


そしてその仕事の中で



「みんなと同じじゃなくてもいいんだよ」


「決まった理想のかたちなんてないんだよ」



ということが伝わっていったらいいなと思っています。


誤解をまねかないように言っておきますと、上に書いたような理想のかたち、価値観は別にまちがっているわけでもなんでもないです。


それがほんとうに自分が望むものならそれが正解で、望まないのに追いかけているとしたら、それは他人の人生を生きているのと同じなのでまちがっているという例としてあげました。


もし、上記のような価値観が自分の価値観だという方がこの文章を読んだらいやな気持ちにさせてしまったかもしれません。

すみません。


ただ、この文章を読んだり、ぼくと話しをしたりして、他の誰でもない、自分自身の価値観を大切にするきっかけになったという人が1人でも2人でもいたらいいなと思っています。


最後までお読みいただきありがとうございました。