VR、遊園地や劇場に販売方針…NTT社長 2017.06.12 01:20 メイプルストーリー rmt NTTの鵜浦(うのうら)博夫社長が読売新聞のインタビューに応じ、仮想現実(VR)や3D映像の技術を活用した娯楽サービス向けのシステム技術を、遊園地や劇場などに販売する方針を明らかにした。 遊園地向けでは、VRによるバンジージャンプなどの疑似体験を想定。すでに運営会社などと交渉を進めているという。鵜浦氏は「雨の日の遊園地や未使用のホールなど空いている施設の稼働率をVRで高められる」と語った。 NTTはVRや、3D映像と通信を組み合わせた技術に強みを持つ。VRを使ってプロ野球選手の投球を疑似体験できるシステムを開発し、楽天が選手育成に活用。米大リーグの球団からも受注できる見通しという。鵜浦氏は「競技場やスポーツバーにVRなどを導入すれば、試合がない日でもファンを集めることができる」とも話した。 NTTは松竹と組み、分身する演出ができる3D映像システムを開発し歌舞伎公演に活用している。鵜浦氏はこうした事業も、さらに拡大する方針を示した。