信じるに値する何か?
鍼灸の治療はとても繊細だと言われます。
湯液(つまり漢方薬)の世界より気を扱う必要のある世界です。
そんなのは絵空事だと感じるかもわかりません。
しかし、世の中には凄い人が実在する訳です。
私もそういう人を二人知ってます。
お一人はお亡くなりになっています。
もう一方も高齢でよくわかりません。
ここで大きな疑問にぶちあたる訳です。
同じことをしても同じ結果にならない。
全く同じことをしても同じ結果にならないというのを目の当たりにして、なぜそういう現象が起こるのか?
それを知りたいと思って何十年も過ごしてきました。
同じことをすれば同じ結果になるのが客観的な考えです。
しかし、同じことをしても同じ結果にならない。
そういう世界が現存する訳です。
不確定現象ですね。
そういう人に出会うと普通は、あの人は特別だから・・・。
と臭い物に蓋をしてしまうようにレッテルを貼り付けてしまいます。
必ずやってしまいます。
そういうふうにできるのは幸せだからだとかね。
なぜそうなろうとしないのか?
どうやったらそうなれるのかは考えない。
本当にそれで良いのでしょうか?
今からでも遅くない。
そうなろうと思えば簡単になれます。
科学は同じ結果にならないものを排除しようとします。
確かに毒を飲めば100%の人が死ぬでしょう。
有名な名張の毒葡萄酒事件では、一人の人だけが助かった。
しかし、それを飲み続ければきっと生きてはいないでしょう。
こういう当たり前にあることを科学だとするなら科学は客観的でしょう。
それでは私達の身の回りをよくみてみると本当にそういう確かなものばかりでしょうか?
不確かなものがもの凄く多く存在しています。
典型的な例が薬です。
複数の人に同じ薬を飲ませても同じ結果にならない。
何パーセントで同じような結果にはなります。
でも絶対ではない。
それが典型的な例です。
世の中に絶対はない訳です。
鍼灸の治療もそうです。
同じことをしても同じ結果にはならない。
同じように教えても同じ結果にはならないのが普通です。
世の中にはこうするとこうなるから再現性があるから凄いよと言う人がいます。
しかし、それを鵜呑みにするのは早計です。
やはり何十パーセントかの確率でしか同じ結果にはならない。
それが普通です。
そう言っている先生が教えて同じ結果になったとするとそこには同じ結果になる何か不確定要素がある。
そこには何かがある訳です。
それを知ろうとしなければ問題は解決しない。
それをずっとずっと知りたいと思ってました。
それがわかると最先端の物理学とも共鳴する。
やっぱり科学やん!!
宇宙は宇宙を観測した時から存在した。
なんてまさにその世界です。